くまの100均フィッシング

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100均を使ってお金を掛けずに大きな釣果

【釣り100均】根掛かりした!高確率で外せる自作グッズを紹介

初めに

 

根掛かりした・・・誰か助けて・・・

あのルアー2000円もしたんだけど・・・何とか救出したい!!

 

そのような方に向けて、100均の素材で作れる根掛かり解消グッズを紹介します。

 

 

 釣りをしていると避けられない根掛かりですが、その外し方は、大きく分けて以下のようなやり方があります。

 

  • 左右に移動する
  • 張った糸をはじく
  • 引っ張る

 

 しかし、初心者の方は、これらのやり方をある程度やってダメだった時、一番やってはいけない「道糸を切る」を選択してしまいがちです。

 また、ルアーが釣り座から10m以内の位置で根掛かりした場合には、

 

  • ルアー回収機

 

という道具もあるらしいですが、なかなか高価な道具で、胴付き仕掛けなどの餌釣りでは使うことができないし、確実に取れるわけでもありません。

 やはり、最終手段は引っ張るしかなく、どうやって根掛かりした場所に強い力を伝えられるか、が重要になってきます。

 以前、以下の記事で紹介した、最も効果的な外し方として、頑丈な棒に道糸を巻いて引っ張る方法を紹介しました。

 

 

 この頑丈な棒ですが、できればコンパクトで滑りにくいものを、釣り道具の一つとして準備しておきたいところです。

 この記事では、100均の素材を使って作れる、根掛かりを高確率で外すことのできる道具を紹介します。

 

 

根掛かり解消グッズ製作

レシピ

  • すりこぎ棒
  • すべり止めシート
  • セメダイン

 

 根掛かりを外すため道具ですが、道糸を通じて引っかかった場所にできるだけ強い力を伝えられるものを作ります。

 そのための最もシンプルな道具が、道糸を巻いて両手で引っ張ることのできる頑丈な棒です。この棒は、以下のような条件のものが望ましいです。

 

  1. 握ったときに力の入れやすい太さがあること。
  2. 引っ張る道糸が傷つきにくいこと。
  3. 引っ張る道糸が滑りにくいこと。

 

 この条件を満たす素材を100均で探したところ、料理に使うすりこぎ棒、家具などのすべり止めマット、これらを使うのがよさそうです。

 さらに、木材の接着に、木工用のセメダインを使います。

 また、写真を撮るのを忘れましたが、最後に補強するためにガムテープを使います。

 

滑り防止マットの切り出し

 手で握る部分を5㎝ほど作って、道糸を巻く部分に貼るすべり止めマットを切り出しします。

 

 道糸を巻く部分で十分な摩擦力を確保できるように、すりこぎ棒に2周分くらいを切り出しておきます。

 

マットの貼り付け

 木工用セメダインですべり止めマットを貼り付けていきます。貼り付けたら、一晩乾かしておきます。

 

完成

 ガムテープで補強します。



 

試しに使ってみる

 ナイロン2号の道糸が巻いてあるリールのドラグをガチガチに締めて、道糸を2mほどだして、今回製作した道具に巻き付けてみます。

 たった1周巻いただけですが、すべり止めマットの摩擦が効いて、引っ張ることができるようになりました。

 

 このリールの最大ドラグ力は5~7kg程度だと思いますが、筆者の力ですりこぎ棒を両手で持って少し引っ張っただけで糸が出てきます。

 

 去年末、筆者はアナゴ狙いにはまっていました。

 

 

 アナゴは海底にジッとしている生物なので、胴付き仕掛けが優位になります。

 先日の夜釣りでは、2回ほど根掛かりしましたが、そのうち一回目は手で引っ張って外れ、二回目は手の力では無理でした。

 さっそく、この自作根掛かり外しグッズで引っ張ったところ、いっさい小道具をロストすることなく外すことができました。

 持ち手が握りやすいので、掛ける力を少しずつ強くすることができます。そのため、引っ張っても仕掛けの途中が切れにくい気がしました。

 

 

最後に

 今回は、料理用のすりこぎ棒、すべり止めマット、これらを使って根掛かり解消グッズを製作してみました。

 この道具ですが、そんなに難しいことをやるわけではないので、100均を探し回れば、他にも同じような素材はいくらでも見つかると思います。

 

 週末に釣り場に行くと、釣りに慣れていない人が根掛かりで困っている場面をよく見かけます。

 中にはすぐにあきらめて道糸を切ろうとする人もいますので、もし見かけたらこのような道具で外せることを教えてあげて、少しでも海を汚さないようにしたいところです。