初めに
明石海峡の釣りは、1~3月は極めて厳しく、かといって4月に入ってもなかなか釣果を上げることが難しいです。
小物はメバル・ガシラ、中型で真鯛・チヌ、大型は青物が狙えますが、よっぽどの経験と運がない限りボウズ覚悟の釣りになります。
大型魚が難しいのは、これらフィッシュイーターが求めるベイトのアジの回遊が少ないためです。
ただ、サヨリの回遊はあるようで、青物の目撃情報もポツポツと出てきました。
そこで今回は、生きアジを購入して、飲ませ釣りで青物またはヒラメなどのフィッシュイーターを狙ってきました。
釣りの準備
天気と潮
- 日付・・・2024年4月中旬(早朝)
- 場所・・・明石市沿岸
- 天気・・・曇り
- 風・・・1~4m/s
- 気温・・・最高:21℃、最低:15℃
- 水温・・・14~15℃
- 潮・・・小潮
タックルと仕掛け
- 釣法・・・飲ませ釣り
- 竿/ロッド・・・ダイワ プライムサーフT(25号-405W)
- リール・・・ダイワ 22カルディアSW5000D-CXH
- 道糸/ライン・・・PE2号
- ハリス・・・ダイソー リーダー用ナイロンライン7号
- 針・・・セリア トレブルフック#4
釣果を出すための考察
今回も、筆者のホームグラウンドである明石市沿岸の人気堤防での釣行です。
4月現在、堤防全体でボウズの日もあるくらい釣果が出ていませんが、それでもやはり晴天の休日になるとなかなかの賑わいになります。
このような、人の多い場所で飲ませ釣りをする場合は、仕掛けが横に流れにくいエレベーター仕掛けがお勧めです。
エレベーター仕掛けに使うハリスと針ですが、ダイソーのナイロンリーダー7号と、セリアのトレブルフック#4を使います。
この2商品は、100均釣具の中でも筆者が特にお勧めできるものです。別の記事で詳しくまとめています。
100均大手のダイソーとセリアの釣具は、専業メーカーと遜色ない性能を持つものも多数出てきています。
別のインプレ記事でまとめています。
タックルは、下の写真のように、竿受けとゴム製ロープを使って堤防の手すりに固定しておきます。
竿とリールは、大型魚と余裕でファイトできる、ダイワの投げ竿プライムサーフ(25号-405W)、ダイワの22カルディアSW(5000番)を使っていきます。
使用したエサまたはルアー
飲ませ釣りで使うアジは、現地調達が基本です。
ただ、4月の釣行では、アジの回遊が来ていないため、今回は釣具店で5匹購入してきました。
生かしバケツはどんなものでもいいですが、強いて言えばエアレーションが横に引っ掛けられるものが使いやすいです。
実釣記録
釣り開始・・・5:00
4時に現地入りして準備をして、地平線が少し薄明るくなった時間に仕掛けを投入しました。
アジは5匹買いましたが、そのうち青アジが2匹、赤アジが3匹でした。
飲ませ釣りの時は、青アジの方がアピール力が高くて若干食いがいいと言われています。
朝まづめなので、まずは青アジから使っていきます。
しばらくすると、竿先に付けた鈴が一瞬鳴ったのですが、すぐに治まったので、おそらくアジが一瞬暴れたと思われます。
回収したアジが超元気?・・・7:00
キャストしてからだいぶ時間が経ったので、アジの状態を確認するためにいったん回収します。
回収開始すると、生き餌のアジがえらい元気です。しかも、回収中にホンダワラに引っかかったようで、重くなってきました。
ん?なんか、このホンダワラ引くんだけど???
水面近くまで来て、ようやくヒットを確信しました。上がってきたのは、47㎝のヒラメでした。
どうも、このヒラメ、アジを飲み込んだ時には自分が釣られたことに気が付かなかったようで、居食いしていたみたいです。
実釣の感想
今回の釣行は、ヒラメ1匹、という結果でした。
ヒラメは、頭と骨以外ほとんど食べることができます。
下の写真は、肝臓と卵です。それぞれ、「キモ」「白子」と呼ばれる部分で、臭みを消すために湯引き処理をするとおいしく食べられます。
身をおろすときは、下の写真のように身の真ん中から包丁を入れて、骨に沿って包丁を入れていくときれいにおろすことができます。
ヒラメは身もおいしいですが、特にお勧めは裏側の皮です。
裏の白い皮には鱗が付いていません。この裏の白い皮は、トースターなどでカリカリに焼き上げると、めちゃくちゃ美味です。
捨てずに食べるようにしましょう。