くまの100均フィッシング

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100均を使ってお金を掛けずに大きな釣果

【釣りの小ネタ集5】竿を立てろ、電ケミ、万能餌シラサエビ

初めに

 

 

 釣り全般における、道具や技術に関する知っていると少し得をする小ネタをまとめて紹介します。それぞれの小ネタは、私が実釣でやってみてお勧めできるもの、またはある程度の経験者じゃないと知らないような知識を選んでいます。

 

 

釣りの小ネタ

竿を立てろ

 釣りを続けていると、いつか40,50cmを超えるような大物と巡り会うときが来ます。

 初めて大物が掛かったとき、

 

引っ張ったら切れちゃう!!!

 

と考えるためか、竿を寝かせてリールを必死でゴリ巻きしている初心者の方を見かけます。

 釣り竿にはいくつか役割があります。筆者が考える釣り竿の役割はこんな感じです。

  1. 仕掛けを堤防際から離す。
  2. 仕掛けを遠くに飛ばす。
  3. 魚が掛かって逃げたときに、道糸に掛かる負荷を分散させる

 

 1,2については、初めて釣りをする人でも何となくわかると思いますが、3については言われないとなかなかその意味を理解しづらいです。

 下の図は、100の力で引っ張る魚が掛かったときの、竿を下した状態で道糸に掛かる負荷を表しています。

 

 

 それに対して、下の図は、竿を立てた状態で道糸に掛かる負荷を表しています。

 

 

 話を単純にするため、リールのドラグ機能は全く働かない、竿を下した状態は竿の方向と魚の逃げる方向が完全に同じとしています。

 竿を下した状態では、道糸に100の力すべての負荷が掛かるのに対して、竿を立てた状態では、道糸に触れる竿のガイド各部が少しづつ引っ張り返す役割を分担できていることがわかります。

 つまり、竿を立てると、魚を引っ張り返す力を道糸から竿にある程度移すことができ、その結果道糸に掛かる負荷が減って切れる可能性を低くできる、というわけです。

 

もちろん、竿を立てるといっても、硬い竿で地面に対して90度以上の極端な立て方をすると特定のガイドに負荷が集中してしまうのでダメだ。竿が程よい扇型を描くように立てることで、うまく力を分散させることができるぞ。

 

高級ケミカルライト

 ケミカルライトは、電気ウキの代わりに使ったり、水中にあるハリスの途中に付けて魚を誘ったりするのに使います。夜釣りには必要不可欠な道具です。

 最近では100均でも売っており、手軽に入手できるようになりました。

 

 このケミカルライトの発光原理ですが、チューブの中にある2種類の液体が混ざり合うことで光ります。

 ケミカルライトは、安価で手軽に手に入る代わりに、化学的に光るため、時間がたつにつれて暗くなってきます。また、電気ウキの明かりに比べて暗めです。

 このような欠点が気になる人には、下の写真のような”電ケミ”という道具があります。

 

 この電ケミですが、全くケミカルではなく、BR-435などの電池で点灯または点滅する道具です。通常のケミカルライトに対して、以下のようなメリット・デメリットがあります。

  • 輝度が電気ウキ並みに高い
  • 長時間一定の明るさを保ってくれる
  • 価格が1個で600円以上と高価

 

 夜釣りで集魚用にケミカルライトを使う時は、できるだけ輝度が高い方が魚に気が付いてもらいやすいはずです。

 短時間の釣りであればお手軽な通常のケミカルライト、一晩中やるのであれば電ケミを使うのがお勧めです。

 

電ケミの最大の短所は、ロストした時の財布と心に対するショックの大きさだ。そのため、初心者のうちは、通常のケミカルライトがお勧めだぞ。自信がついてきたら、アピール力と視認性の高い電ケミを使ってみよう。

 

 

何でも釣れるシラサエビ

 シラサエビといえば、チヌや真鯛を釣るための究極の餌、というイメージが強いと思います。

 しかし、このシラサエビですが、海中を漂う魚の形をしたほとんどの生物から大人気のようで、先日ビックリする大物が掛かりました。

 

 この写真は47㎝のハマチです。さらに、口のあたりを拡大してみます。



 この時使っていた針とハリスですが、写真の通りフロロカーボン2号とチヌ針4号で、シラサエビを使ってかご釣りをしていた時に掛かりました。

 さらに、このときのタックルは、家族が使っていた廉価版の2500番のリールに道糸はナイロン2号を巻いていました。

 普通なら切られても不思議ではない強度でしたが、たまたま針が地獄(口の横部分)に掛かったおかげか、取り込みまで成功しました。

 

 以前、下の実釣記事で、シラサエビでグレやコブダイも釣れることを紹介しましたが、青物まで食いついてくるというから驚きです。

 

 

 釣りの小ネタ集6に続きます。