くまの100均フィッシング

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100均を使ってお金を掛けずに大きな釣果

【7月の釣り】初夏の大サバ狙い|釣果に差をつける仕掛けは?餌は?

初めに

 

 明石海峡では、毎年6月になると大サバの回遊が始まります。

 この回遊ですが、一週間だけ続いてあっという間に止まってしまうこともあれば、真夏から秋にかけて断続的に続くこともあります。

 2023年は、6月中旬に大規模な回遊があり、6月下旬に突然止まりました。

 回遊がくるかどうかは自然任せなので、7月にもう一度来るかどうかは誰にもわかりません。

 運試しのつもりで、7月上旬に大サバの回遊があることを祈って狙ってきましたので、仕掛けと釣果を紹介していきます

 

 なお、大サバの基本的な釣り方は、以下の記事でまとめています。

 

 

 

釣りの準備

天気と潮

  • 日付・・・2023年7月上旬(深夜)
  • 場所・・・明石市沿岸
  • 天気・・・晴れ
  • 風・・・1~2m/s
  • 気温・・・最高:29℃、最低:24℃
  • 水温・・・25~26℃
  • 潮・・・大潮

 

タックルと仕掛け

  • 釣法・・・ウキ釣り一本針
  • 竿/ロッド・・・ダイワ リバティークラブT20-360
  • リール・・・シマノ 22ミラベルC5000XG
  • 道糸/ライン・・・ナイロン3号
  • リーダー・・・ダイヤフィッシング BOSMENT(フロロカーボン2.5号)

 

 

 

釣果を出すための考察

 明石海峡周辺の大サバの釣果は、場所と時期でほとんど決まります。回遊がなければ全く釣れないし、回遊があれば初心者でも比較的簡単に釣ることができます。

 以前別の記事で書いたように、釣りは「場所」「時期」が最重要で、「技術」「道具」が占める割合はあまり高くありません

 

 

 ただ、毎年のように大サバを釣りに来て、堤防に何十人と並んでいる大サバ狙いの釣り人を見ていますが、ほとんど同じような仕掛けに見えるのに、釣果に大きな偏りがあるように感じます。

 

 筆者が考える、大サバの釣果に最も効果のある釣り方は、できるだけ潮流に逆らわないように自然な形で餌を漂わせるような仕掛けにすることです。

 

フカセ釣りで釣果を上げる時の考え方に近いな!

 

 餌に重りの影響を与えないようにするため、まずは自立ウキを使います。ある程度の飛距離を出すため、1号の自立ウキを使っていきます。

 もちろん、3Bや5Bの自立ウキでも問題ないです。浮力が小さい方が、飛距離が短くなる代わりに、より大サバに違和感を与えずに食いつかせることができます。

 

 

 

 道糸とハリスは直結します。サルカンを間に入れてもいいのですが、少しでも重り負荷を下げていきます。

 ナイロンとフロロの直結なので、トリプルサージェンスノットで十分な強度を確保できます。

 

 

餌釣りでナイロンを道糸に使う場合、直結結びはトリプルサージェンスノットがお勧めだ!電車結びより早く結べるし、FGノットのように失敗することもほとんどなく、安定して強度を出せるぞ。

 

 

 大サバ狙いでは大きめの餌を使うため、ある程度大きめの針を使っていきます。今回の釣行では、チヌ針の5号を使いました。

 

 重めの錘を付けた仕掛けの場合は、食いついた直後にケミカルライトが強烈に走る当たりが多いです。

 それに対して、自然な形で餌を漂わせると、ウキの周りでケミカルライトが左右にフラフラ動くような当たりが多いです。

 これは、餌に余計な重り負荷が掛かっていないため、大サバはなかなか釣られたことに気が付かないからではないかと思います。

 

 その他、釣果に差が出るかどうか、読者の皆さんが気になっていそうな点を簡単にまとめておきます。

 

 まず、仕掛けをキャストするときの飛距離はほとんど釣果に影響しません

 釣果が上がらないと、堤防にいる釣り人は隣の人に1mでも差を付けようとフルキャストしているのをよく見かけます。

 しかし、大サバにとって数mの違いで食ったり食わなかったりすることはないです。堤防から20mも投げれば、それ以上距離を延ばしてもあまり意味がありません。

 

 次に、集魚用ライトの明るさや点滅などの目立ち具合もほとんど釣果に影響ないです。

 夜釣りに行くと、海中で強烈な輝度を出す電ケミを使っている人もいますが、100均のケミカルライトと差がある感じはしません。

 

 最後に、棚の深さは中層以上にしておけば、数mの違いが釣果に影響することはないです。

 

何ヒロで釣れました??

 

 この日、筆者がファーストヒットしたときに近くにいたおっちゃんが聞きに来たため、「2ヒロ(3m)くらい」と教えてあげました。

 ただ、よっぽど底近くにしない限り、大サバは餌を見つけてくれますので、微妙な棚調整は考えなくても大丈夫です。

 キャストしてすぐに一定の棚を維持することより、表層の潮流に任せて餌をゆっくり沈めるほうが釣果が良くなります。

 

 

使用したエサまたはルアー

 日によって当たりの餌というのもあるので、二種類買っておきます。

 まずは、スーパーでイワシの開きを買っておきます。

 無加工のイワシでもいいのですが、内臓が付いていると餌持ちが悪いので、このように開いてあるものがお勧めです。


 次に、釣具屋でキビナゴを買っておきました。ハード加工してあるものは餌持ちがいいです。

 

 これら以外に、サンマ、サバの切り身、イカなどを使う人もいます。

 筆者もいろいろ試してきましたが、イワシが一番ヒット率が高い気がしています。

 大サバは雑食なので、何種類か持って行って当日の当たり餌を探すのもいいかもしれません。

 

 

実釣記録

釣り開始 ・・・20:00

 近隣の釣具店から大サバの回遊情報が流れだすと、有名堤防では太陽が沈む前から多数の釣り人が釣り座を取りに来ています。

 今回は19時に釣り場に到着したところ、たまたま角地にいたルアーマンが帰宅する寸前で譲ってくれました。

 日が完全に沈むまでタコエギを少しだけ投げましたが、残念ながらタコはノーヒットでした。

 

今年最初のヒット ・・・21:00

 電気ウキを流していると、少しだけ沈んだような気がしました。

 しばらく眺めていると、2,3回ウキが沈みます。ケミカルライトは走らないですが、何かが食っているようです。

 糸ふけを取って、合わせを入れると、ドラグが強烈に鳴り出しました。

 上がってきたのは、40㎝弱の大サバで、今年の初物になりました。

 

 回遊が来ている可能性があるので、サバ折で即締めして、次を狙います。

 

 20分後にほとんど同じサイズが再びヒットしました。

 大サバは、水面に出ると頭を振って針を外そうとするので、できるだけ水中を維持したまま寄せるようにします。

 真下まで引き寄せたら、一気に抜きあげます。

 

渋めだがダラダラと当たる ・・・3:00

 0時20分に30㎝。少しサイズが小さくなりました。

 

 2時10分に32㎝。こちらも小ぶりです。

 

 筆者の経験上、大サバは朝の3時を過ぎるとヒットしなくなってきます。

 サバは傷みやすいので、釣ったら即座にサバ折をして血抜きをします。クーラーボックスに潮氷を作っておいて、内臓を取った状態で保存します。

 

 春の釣りでは横着することもある筆者ですが、気温の高い時期に釣れる大サバは、おいしく食べるために早めに冷やしておきます。

 

 

実釣の感想

 今回の釣行は、大サバ4匹、という結果でした。

 同じ場所で大サバ狙いをしていた他の釣り人はほとんど釣れていなかったので、仕掛け作りと餌選びがうまくいったのではないかと思います。