くまの100均フィッシング

くまの100均フィッシング

100均を使ってお金を掛けずに大きな釣果

【7月の釣り】100均 vs 高級サビキ|アジの早朝時合で100匹オーバー

初めに

 

 明石海峡周辺では、7月後半になると水温が30度近くまで上昇し、大型の魚を釣るのが厳しくなってきます。

 その代わり、この時期は小アジの回遊が活発になります。

 小アジが回遊したタイミングに当たると、撒き餌無しでサビキに鈴なりになることもあります。

 ただ、回遊のタイミングに当たらないと、ヒットに恵まれない日もあるようです。

 今回は、最も釣れる確率が高くなるようなサビキ釣りの下準備をして、数釣りの記録更新を狙いました

 また、セリアの100均サビキとHayabusaのサビキを用意して、それぞれの釣果に差が出るかどうかも検証してきました。

 

 

釣りの準備

天気と潮

  • 日付・・・2023年7月下旬(早朝)
  • 場所・・・明石市沿岸
  • 天気・・・晴れ
  • 風・・・3~4m/s
  • 気温・・・最高:32℃、最低:28℃
  • 水温・・・28℃
  • 潮・・・中潮

 

タックルと仕掛け

  • 釣法・・・サビキ釣り
  • 竿/ロッド・・・NISSIN PROSTAGE SPEED ISO α 2号4.0m
  • リール・・・シマノ 22ミラベルC5000XG
  • 道糸/ライン・・・ナイロン3号
  • サビキ1・・・セリア サビキ仕掛けセット 5号
  • サビキ2・・・Hayabusa ケイムラサバ皮レインボー 5号

 

 

 

釣果を出すための考察

 今回の釣りの目的は二つあります。

 

 一つ目は、小アジの数釣りの自己記録更新です。記録更新のためには、時合を捕まえること、集魚力の高い撒き餌を準備することが重要です。

 7月以降、筆者のホームグラウンドを朝昼晩と観察していると、やはり朝まづめと夕まづめで回遊がくることが多いようです。

 そのため、定石通り、最もアジの時合が来やすい、夜明け前の4時前後に釣りが開始できるようにします。

 夜明け前なので、電気ウキとしました。撒き餌のサビキかごは8号なので、それに合わせて8号の電気ウキとします。

 

 この富士灯器の電気ウキですが、昼夜使うことができて、1000円を切るお手頃価格が魅力です。

 

 

 撒き餌については後述します。

 

 二つ目は、100均サビキと釣具店で売っている高級サビキの釣果の比較です。

 100均サビキは、ダイソーとセリアで扱っていますが、今回はセリアの商品を使ってみました。

 針は5本ついている、ピンクスキンタイプです。スキンは、色違いのものが交互に付いています。

 

 釣具店で売っているものは、筆者が最も釣果が良いと感じている、ケイムラタイプを準備しておきました。

 できれば、針のサイズは4号としたかったのですが、セリアのサビキと合わせるために、あえて5号としました。

 

 なお、ダイソーのサビキは、下の写真のようなショートタイプしかないようです。

 

 ショートサビキは、針が絡まりにくく使いやすいですが、大量にアジが沸いているときには5本針以上のものが効率がいいです。

 

 最後に、使用した竿は2号の磯竿としました。やはり、サビキ釣りは柔らかい竿の方がゆっくりとした動きを作りやすいので、使いやすいです。

 この竿の適合重り号数は1~4号となっていますが、8号でも問題なく使用できます。

 

 

 

使用したエサまたはルアー

 この釣り場では、アジの活性が高く、自分の釣り座に回遊があるときは、撒き餌無しでも釣れているようです。

 しかし、確実にアジを寄せるために、大量の集魚剤と餌を準備しました。

 まず、集魚剤は、釣具のポイントオリジナルブランド「波止の鬼~アジの巻~」としました。何度も使っていますが、値段が安くて集魚力も問題なしです。

 

 餌は、アミエビを使います。集魚剤に海水を混ぜるとかなりの量になるので、アミエビは小さめのものとしました。

 

 通常、サビキ釣りでは、撒き餌をかごに入れて魚を集めます。

 しかし、今回は回遊している魚群全体をおびき寄せるため、準備した大量の撒き餌をシャクを使って周辺に撒いていきます。

 これに加えて、サビキかごにも撒き餌を入れていきます。

 

 

結果的には、このシャクを使って魚を集めたのが効果てきめんだった。この日、堤防全体では渋かったようだが、筆者の足元だけ小アジが沸いていたぞ!

 

 

実釣記録

釣り開始 ・・・4:00

 夜明け前ですが、アジの時合はこの辺りで来ることが多いので、ここで足元に大量に撒き餌を撒いておきました。

 撒き餌を撒いて、3分程度落ち着かせた後で、サビキ仕掛けを投入しました。

 すると、3投目くらいで、1匹ヒットしました。

 これは期待できそうです。

 

キャスト直後にウキが沈む ・・・5:00

 ライト無しで釣りができるくらい明るくなってきました。シャクで周辺に撒き餌を撒き続けていたためか、周囲には表層にもアジが見えています。

 ここからは、爆釣を通り越して、釣り堀状態です。キャストしたら、ウキが立つ前にヒットが続きます。

 ここで、Hayabusaのサビキから、セリアのサビキに交換しました。活性が高いと、下の写真のように、問題なく鈴なりになります。

 

 ただ、このあと、セリアとHayabusaで何度か交換してみましたが、竿を煽って誘いを掛けた時に鈴なりヒットしやすいのはHayabusaで間違いなさそうです。

 おそらくですが、100均商品の問題というより、ピンクスキンよりもケイムラの方が釣果が良い、という単純な話ではないかと思います。

 

 

 

単発の当たりが増えてきた ・・・8:00

 撒き餌がなくなりかけたころ、タイミングよく単発の当たりが増えてきました。ただ、水面を見ると、まだアジが大量に見えています。

 終日やればまだまだ釣れそうですが、筆者の体力もなくなってきたので、ここで納竿としました。

 

 

実釣の感想

 今回の釣行は、小アジ128、という結果でした。半日の釣行で3桁オーバーしたのは、今回が初めてとなりました。

 

 右上の2匹は小サバです。サバも結構釣れたのですが、リリースしていました。この2匹は、弱っていたので持ち帰りました。

 それにしても、ここまで鬼爆釣するとは想像していませんでした。

 この128匹は、頭と尻尾と内臓を取って、南蛮漬けにしておいしくいただきたいと思います。

 下の写真は下処理をし終わったものですが、炎天下の中一人でやったので、30分は掛かったと思います。

 

 最後に、セリアとHayabusa、それぞれのサビキの性能比較の結果をまとめておきます。

 

  • セリア・・・価格110円、ピンクスキン、5本針
  • Hayabusa・・・価格400円前後、サバ皮ケイムラ、6本針

 

 感覚的には、Hayabusaの方がセリアより釣れていました。これは、キラキラ水中で光るケイムラの効果と思われます。

 やはり、サビキ釣りで釣果を少しでも上げたければ、2023年現在は釣具店で準備した方が良さそうです。

 

 

サビキ釣りの基本(おまけ)

 サビキ釣りの基本的なやり方は、以下の記事でまとめています。

 

 サビキの種類とお勧めについては、以下の記事でまとめています。