くまの100均フィッシング

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100均を使ってお金を掛けずに大きな釣果

【釣りの小ネタ集10】リールの糸巻が上に偏る、撒き餌の米ぬか、棒ウキが折れる

初めに

 

 

 釣り全般における、道具や技術に関する知っていると少し得をする小ネタをまとめて紹介します。

 それぞれの小ネタは、私が実釣でやってみてお勧めできるもの、またはある程度の経験者じゃないと知らないような知識を選んでいます。

 

 

釣りの小ネタ

リールの糸巻が上に偏る

 スピニングリールに巻かれる道糸は、スプールの上下で均等になっているのが理想です。

 ところが、しばらくリールを使っていると、下の写真のように巻き取った道糸が上に偏ってしまうことがあります。

 

 このような巻き取りの偏りは、ベールとスプールの位置関係がずれることによって起こります。

 下の写真は、リール回転中に、スプールがベールに対して最上部に到達したときと最下部に到達したときを比較したものです。

 

 リールを購入した直後は、この赤線で示すように、スプールの最上部と最下部に、ベールの可動上限と可動下限がピッタリ合った状態となっています。

 このような合った状態にすることで、道糸がスプール全体で均等な厚さで巻かれるようになります。

 しかし、スピニングリールというものは、使っているうちに、何らかの消耗が発生して少しずつ道糸が上に固まる方向にずれる特性があるようです。

 この巻取りのずれを調整するための部品は、リール購入時の付属品にひっそりと同封されています

 その部品は、下の写真にある、ワッシャーのような部品です。


 この部品ですが、ドラグを緩めてスプールを外した、写真赤矢印の部分に取り付けます。

 これを入れることで、ベールに対するスプールの位置を微調整することができて、巻取りする道糸のずれを補正することができます

 

 これを知らないと、リール購入時によくわからずにこのワッシャーを捨ててしまいそうですが、長年使うのであれば残しておきましょう。

 

 

激安な米ぬか

 撒き餌を使った釣法には、サビキ釣り、かご釣り、フカセ釣りがあります。

 このうち、フカセ釣りについては、撒き餌をキャストする距離を稼ぐために、できるだけ強度の高い塊にする必要があります。

 また、着水した後は、水中で広範囲に拡散させることで、魚へアピールすることができます。

 このように、撒き餌は遠投力と拡散性という性能がありますが、これらは残念ながら相反する性能と言えます。

 

 遠投力を上げるためには、米ぬかの追加が有効です。米ぬかを加えると、粘度が上がって撒き餌の塊の強度が上がり、遠投しやすくなります。

 拡散性を上げるためには、パン粉の追加が有効です。パン粉は、空気を封入しやすいため、バラけやすくすることができます。

 例えば、遠投深ダナを狙うなら米ぬか、近投浅ダナを狙うならパン粉を使えばいいわけです。

 

 さて、米ぬかについてですが、釣具屋に行くと1kg100~200円で売っています。

 

 もちろん、これを使ってもいいのですが、実は米ぬかというのは、農家のコメを直売している小売店でタダ同然で入手可能です。

 関西であれば、JAなどの小売店で毎日コメの精米を行っているため、そこで入手できます。

 筆者の近所の直売店では、下の写真のように、袋代8円を払えば1㎏の米ぬかを入手することができます。



棒ウキの収納

 重り負荷の小さいウキには、円錐タイプの卵型のものと、棒タイプのものがあります。

 筆者は、視認性がいい棒タイプを使うことが多いのですが、棒ウキで一つ悩ましいのが、簡単に折れてしまうことです。

 中には、下の写真の釣研の棒ウキのように、折れやすいトップ部が交換できるようになっているものもあります。

 

 ただ、交換できるとはいえ、この交換部品も結構高額で、やはり壊さないように使うことが肝心です。

 また、交換できないものは、先端が折れたら買いなおすしかありません。

 

 釣行中に踏んづけるなど、誤って折れてしまうのは防ぎようがありませんが、釣り場に移動する車の中のちょっとした振動で折れてしまうのは、何とかしたいものです。

 大型の釣具店に行くと、卒業証書を保管するような形状の棒ウキ入れが売っていますが、これが500円近い値段がします。

 そこで、筆者のお勧めは、100均の調理器具コーナーに売っている、下の写真のような「キャニスター」と言われる円筒ケースです。

 

 キャニスターというのは、食料品を収納する目的の道具で、写真のようなパスタの材料を保存する長い円筒形タイプもあります。

 極端に長い棒ウキは入りませんが、このセリアの商品であれば、大概の棒ウキは収納可能です。

 プラスチックケースなので、意図的に力を加えなければ、中身が折れることはまずありません。



 

 

 釣りの小ネタ集1に戻ります。