初めに
明石海峡を回遊する大サバは、例年春から秋の夜釣りで釣れます。
春の夜釣りは、大サバが主なターゲットになりますが、秋は、大サバ・太刀魚・イカの3種類を狙うことができます。
今年の秋は、太刀魚とイカ狙いはすでにかなりやってきましたが、大サバはまだやっていませんでした。
そこで今回は、秋の大サバ狙いをしてきましたので、仕掛けと釣果を紹介していきます。
釣りの準備
天気と潮
- 日付・・・2023年10月下旬(深夜)
- 場所・・・明石市沿岸
- 天気・・・晴れ
- 風・・・2~4m/s
- 気温・・・最高:22℃、最低:17℃
- 水温・・・22~23℃
- 潮・・・中潮
タックルと仕掛け
- 釣法・・・ウキ釣り一本針
- 竿/ロッド・・・NISSIN PROSTAGE SPEED ISO α 遠投4号4.5m
- リール・・・シマノ 22ミラベルC5000XG
- 道糸/ライン・・・ナイロン3号
- リーダー・・・ダイヤフィッシング BOSMENT(フロロカーボン3号)
釣果を出すための考察
イカや太刀魚と違って、大サバ狙いは、あまり技術や知識で釣果に差が出る釣りではありません。
基本的な仕掛けの構成は一本針を使うだけなので、あまり差が付く部分もありません。
餌を見つけてもらうために、ハリスの途中にライトを付けます。
中には水中でド派手に光る電ケミを使う人もいますが、輝度が高いからといって、大サバがより寄ってくるというわけでもないです。
筆者が唯一釣果に差が付くと感じるのは、重り負荷を付けるか付けないかです。
餌をできる限り水中で違和感なく漂わせるには、重り負荷をできるだけ掛けずに、自然な形で沈下させるのがお勧めです。
ウキはあってもなくてもいいのですが、あったほうが仕掛けが見やすいので、自立ウキを付けていきます。
筆者は、Hapysonの1号自立ウキを使っています。
道糸とハリスの接続には、サルカンを使いました。
直結結びでもいいのですが、本日はやや潮流がありそうなので、若干の重り負荷を加える目的でサルカン接続としています。
ハリスは3号としています。
ここ最近、フグが大量発生していて、細いハリスを使うと噛み切られることが多かったため、やや太めとしておきました。
針は、かなり大きめの伊勢尼11号としました。
大サバ狙いの場合、これよりもかなり大きい餌を付けてアピールするので、それに合わせて大きめの針とします。
なお、針掛かりが悪い場合は、トレブルフックを使うのもお勧めです。トレブルフックであれば、筆者は#6,8あたりを使います。
使用したエサまたはルアー
大サバは、雑食な魚で、イカ・イワシ・サンマ・キビナゴ、など、何を餌にしても食いついてくれます。
この中で、筆者のお勧めはイワシです。
イワシをお勧めする理由は、スーパーや魚屋さんで調達できて安いこと、そして魚の食いつきがいいことです。
短所は、餌持ちが悪いことですが、買ってくる量を増やすことでカバーできます。
実釣記録
釣り開始・・・20:00
今回は平日の夜に来たのですが、この時期の夜釣りは、釣果情報が上がっていると、まれに釣り座が空いていないことがあります。
幸い、ちょうど帰るタイミングのカップルがいたので、その方に譲ってもらいました。
周囲の釣り人も大サバを狙っている方が多いようですが、まだほとんどヒットらしい雰囲気がありませんでした。
日によっては、19時に回遊がくることもあるようですが、本日は、まだ回ってきていないようです。
ようやく回遊が来た・・・1:00
ノーシンカー仕掛けの場合、サバが餌を咥えても、向こう合わせにならないことが多いです。
ケミカルライトが左右にフラフラしたら、慌てて合わせを入れるのではなく、少し待って飲み込むのを待つようにしましょう。
隣の人にヒットがあった直後に、筆者にも30㎝強のサイズが掛かりました。
サイズがでかい・・・1:10
1匹目の血抜きをしたら、クーラーボックスに入れる前にすぐに次の仕掛けをキャストしました。
大サバは、回遊のムラが激しいので、ヒットがあったら休みを入れずに次の仕掛けを投入しましょう。
器用な人であれば、ウキの様子を伺いながら、同時に釣り上げたサバの下処理を済ませてしまいましょう。血抜きが終わったら、内臓とエラをとって、水気を取ったらクーラーボックスに入れます。
2匹目は40㎝ちょうど、3匹目は40㎝にちょっと届かないくらいでしたが、体高が高くておいしそうです。
40㎝近くの大サバは、抜き上げがかなり大変だ。今回は、磯竿4号を使ったが、サイズが大きいときは、投げ竿を使った方がいいかもしれないな。
実釣の感想
今回の釣行は、大サバ3匹、という結果でした。
深夜1時前後に、一気に3連続ヒットして、その後は全く回遊が来ませんでした。大サバは、日によって回遊の当たり外れがあります。
大サバの基本的な釣り方は、以下の記事でまとめています。