初めに
6月中旬、大サバの回遊情報が流れたため、私のホームグラウンドである明石の某堤防で大サバの実釣をしました。その時は、一晩6匹のまずまずの釣果でした。
それ以降、若干釣果は落ち着いているようですが、それほど爆釣しているわけでもないのに、釣り人が去年より増えてきている気がします。
そこで今回は、実証を兼ねて対岸の淡路島北部で大サバ狙いをしてみました。また、そろそろ夏の数釣りが楽しい時期です。7月に入ったので、夜明け前に小アジ・小サバ狙いのサビキ釣りもやってみました。
釣りの準備
天気と潮
- 日付・・・2022年7月上旬(深夜)
- 場所・・・淡路島北部
- 天気・・・曇り時々雨
- 風・・・2~3m/s
- 気温・・・最高:28℃、最低:25℃
- 水温・・・22~23℃
- 潮・・・中潮
タックルと仕掛け
- 釣法(その1)・・・ウキ釣り一本針
- 竿/ロッド・・・NISSIN PROSTAGE SPEED ISO α 遠投4号4.5m
- リール・・・ダイワ レガリス4000D-CXH
- 道糸/ライン・・・PE2号+ナイロン4号(20m)
- ウキ・・・KIZAKURA 遠投ACE8号
- ハリス・・・ダイヤフィッシング BOSMENT(フロロカーボン3号)
- 針・・・がまかつ 伊勢尼11号
- 釣法(その2)・・・サビキ釣り(下カゴ)
- 竿/ロッド・・・NISSIN PROSTAGE SPEED ISO α 遠投4号4.5m
- リール・・・ダイワ レガリス4000D-CXH
- 道糸/ライン・・・PE2号+ナイロン4号(20m)
- ウキ・・・KIZAKURA 遠投ACE8号
- サビキ・・・Hayabusa 飛ばしサビキ ケイムラサバ皮 6号
使用したエサまたはルアー
大サバ狙いに使用する餌は、キビナゴ・サンマ・イワシが一般的です。まず、行きつけの釣具店に餌の値段を確認しに行ったところ、一部売り切れの商品も出ていました。
釣具店で売っているキビナゴですが、20匹前後で500円くらいします。それに対して、魚屋さんで買えば倍の量を半分の値段で買うことができます。
私は、比較的魚屋さんで簡単に購入できるイワシを使うことが多いのですが、こちらは6,7匹で180円です。釣具店では同じ量が500円くらいで売られています。
というわけで、本日の餌は180円のイワシです。餌持ちが悪いので、一晩だと少し足りなくなるかもしれません。
準備
大サバの仕掛けはいつも通りとしています。以下の記事でまとめているので、初めての方は参考にしてください。
次にサビキ釣り仕掛けについて。サビキは今年初めてです。
私は、サビキ釣りをするとき、上カゴにすることが多いです。撒き餌は海底に向かって落ちていくので、上カゴの方がサビキと撒き餌が同調しやすいような気がします。
ただ、今回は大サバ狙いを3時くらいに終えて、夜明けまでの短時間でサビキ仕掛けに変更したいため、仕掛けがより単純な下カゴにすることとしました。
3時まで大サバ、5時までサビキ、その後飲ませ、これを1本の竿で仕掛けを変えながらやるつもりだった
カゴは下の写真の網カゴを使います。堤防でサビキ釣りをしている人を見ると、青いかごを使っている人が多いですが、この金属製の網カゴは撒き餌を入れやすく、籠の中に撒き餌が残りにくいので気にいっています。
サビキ針ですが、今年初めてのサビキ釣りなので確実なものを使います。
サビキ針は、ピンク、サバ皮などいろいろ種類があります。ピンクが一般的ですが、私は相性が悪いのか、ピンクタイプの釣果が良くありません。そのため、下の写真のサバ皮タイプを使っています。
サビキが上手な人は、5本針6本針を使っていますが、私はライントラブルで時間を使いたくないので、このような遠投用の針の数が少ないものを愛用しています。
ところで、撒き餌をかごに入れる時のスプーンですが、私は今まで100均のキッチンコーナーで何種類も買っては試してきました。その結果、以下の写真のスプーンが一番使いやすかったです。
このスプーンのいいところは、底に穴が開いていて、撒餌をカゴに入れる前に余分な水分を取り除いてくれるところです。
カゴ用にスプーンを買おうとしている方は、スプーンの底に穴が開いているものをお勧めします。
実釣記録
釣り開始 ・・・22:00
淡路島のこの釣り場は今年5回目くらいです。ただ、去年に比べると釣果が出ていません。そのため、今回もあまり期待せずに開始します。
周りを見ると、電気ウキは私以外に1個しか見えていません。私のホームグラウンドである明石の某堤防は、最近夜釣りでもこれくらいの時間で電気ウキが20個以上浮いていて、なかなか混雑しています。
心配していた通り、なかなかヒットが来ません。混んでいる釣り場はやりにくいですが、深夜でほとんど釣り人がいない堤防で長時間ヒットがないのも寂しいものです。
ファーストヒット ・・・1:30
釣り人が少ないので、釣りはしやすいです。本日は潮流が結構早いですが、流しっぱなしにしても周りに迷惑を掛けることはありません。
タナはウキ下2m、堤防から20mくらいの近投を繰り返していたところ、ようやく電気ウキが沈みました。目の前でケミホタルが左右に高速移動していますが、あまりにも長時間ヒットがなかったので、慌ててしまって針掛かりしませんでした。
ただ、その直後にすぐ当たりがきて、ようやくボウズを逃れることができました。前日に釣具店ポイントでもらった、メジャーシールで測ったところ、37㎝はありそうです。
計測用のシールは、せめて50㎝は欲しかった・・・ちょっと短い
対岸でも大サバが回遊していることがわかって、とりあえず一安心です。
抜き上げ困難な大サバ ・・・2:30
しばらく近投を繰り返していると、また回遊がきたようです。ケミホタルが左右にすごいスピードで移動するため、大物の予感です。
引き寄せたのですが、大人しくなる様子がないので、抜きあげようとしたところ、重すぎて抜き上げ困難です。しばらく暴れさせて、再度強引に抜き上げしようとしたところ、身切れしてしまいました。
大サバは、観念するまでの時間が長く、タモ入れするのが難しいです。しかし、50㎝近いサイズだと、抜き上げするには大きい針で深く刺さっている必要があります。
今回のような超大物の大サバが掛かった時、どうしたらいいのか、今後の課題になりそうです。
大サバの泳ぐ力を利用して抜き上げる、などの高等テクニックが必要な気がする
回遊が来た ・・・2:50
抜き上げに失敗して傷心状態となっていたところ、回遊が来ていたようで、次の1投ですぐにヒットが来ました。若干小ぶりですが、35㎝はありそうです。
サビキ開始、でも天気が ・・・3:30
大サバ用の餌であるイワシがなくなったので、サビキを開始しました。毎投ヒットするのですが、なぜか小サバばかりです。アジが釣りたいので、タナをさらに下げてウキ下6mくらいにしてもサバが掛かります。
今回のサビキの目的は、夜明け後に飲ませ釣りをするための餌確保でしたが、この時間から急に雨が降ってきました。
小サバ3匹、豆アジ1匹、これだけ釣り上げたところで強制終了となってしまいました。
実釣の感想
今回のサバゲーは、電気ウキが走ったのが5回、バラシ3回、引き上げたのは2回でした。
また、サビキ釣りは、30分で小サバ3匹、豆アジ1匹でした。豆アジは、食べられるところがなさそうなので、帰してあげました。
今年の大サバですが、脂がのっていて去年のものよりも美味な気がします。頭と尻尾を落として、包丁でうろこを軽くこすり落とします。
お勧めは、胴体を半分に切っただけで、油で揚げるか塩焼きにしてそのまま食べる調理法です。脂ののった大サバの素材の味が楽しめます。