初めに
釣り全般における、道具や技術に関する知っていると少し得をする小ネタをまとめて紹介します。
それぞれの小ネタは、私が実釣でやってみてお勧めできるもの、またはある程度の経験者じゃないと知らないような知識を選んでいます。
釣りの小ネタ
竿先のライト
夜釣りで微妙な当たりを取りたいとき、竿先にケミカルライトを付けて、見やすくするのが一つの方法です。
このケミカルライトですが、下の写真のような竿先専用の道具として釣具店に置いています。
100均にも売っている仕掛けの途中やウキに付けるケミカルライトに比べると、この竿先用の商品は若干単価が高くなっています。
おそらく、需要が少ないからだと思います。
できることなら、少し工夫をして100均のケミカルライトを竿先にもうまく流用したいところです。
ビニールテープなどで竿の途中に固定することもできますが、しっかりと固定するのは意外と難しいです。
そこで、筆者のお勧めは、50㎜のケミカルライトを75㎜用のチューブで固定する方法です。
下の写真は、ダイソーの50,75㎜のケミカルライトです。
いずれも、付属品として、固定するためのチューブが入っています。このチューブは、ハリスの途中で固定する前提のサイズとなっています。
そのため、竿のような太いものに固定する場合は、一回り大きいチューブを使えばいいわけです。
下の写真は、エギングロッドに、ダイソーの50㎜のケミカルライトを75㎜用チューブで固定したものです。
ただし、竿によっては、先端のガイドが大きすぎて75㎜のチューブが通らないことがあるのでこの方法は使えません。
夜釣りの基本は以下の記事でまとめています。
ジグヘッドにワームを装着したい
YouTubeなどで、釣りの上手な人がジグヘッドに2,3秒でワームをサクッと付けているのを見ると、誰でも簡単にできそうに感じるものです。
しかし、釣り始めたての人が実際にやってみると、ワームをまっすぐに装着させるのは意外と難しいことがわかります。
特に難しいのは、ワームの中央を針の軸に貫通させて押し込む最中、どのタイミングで針先をワームから出すか、です。
針先を出すタイミングを間違えると、下の写真のようにワームが曲がった状態になってしまいます。
筆者はあまり器用な方ではないので、やはり初めてやった時に苦労しました。
しかし、この針先を出すタイミングの取り方は、冷静になって仕組みを考えてみると、実は簡単です。
まず、刺し終わった後のイメージを掴むため、ジグヘッドにワームを添えます。このワームを添えた時の、針が曲がり始める位置を記憶しておきます。
ワームを針先から差し込んで、先ほど目安にしていた位置に来た場所で針先を出せばワームをまっすぐに刺すことができます。
ジグヘッドは、商品によってそれぞれの部位の長さが異なります。
しかし、刺す前にこのようにワームを添えて、針を出す場所の位置取りをすれば、どのようなジグヘッドでもまっすぐに付けることができます。
赤いヘッドライト
夜釣りにはランタンやヘッドライトなど、明かりを確保する道具が必要不可欠です。
しかし、明るすぎるライトは、時に他の釣り人の迷惑になることがあります。
夜釣りにあまり慣れていない人が、輝度の高いライトを人に向けたり、海面を照らしたりして、注意されているのを見かけることがあります。
夜釣りをするときは、糸を結ぶときなど、どうしても手元を明るくしたいときだけ輝度の高いライトを使うのがマナーと言えます。
では、少しでもいいから、常時明かりが欲しい人はどうしたらいいでしょうか?
釣り道具として売っているヘッドライトには、海面を照らしても魚に警戒されないように、輝度の低い赤色ライトが付いているものがあります。
下の写真は筆者のヘッドライトですが、青丸は通常のライト、赤丸は赤色ライト、となっています。
赤色は、魚にとっても人にとっても見づらいため、点けっぱなしにしても周りの釣り人に迷惑を掛けることはありません。
結びなどの細かい作業をするときは一時的に通常のライトを使い、その他は赤色のライト、という使い分けをするのがお勧めです。
釣りの小ネタ集9に続きます。