初めに
先日、筆者のホームグラウンドにいる釣り仲間から、こんな噂を聞きました。
なんか、今年は8月から太刀魚が釣れているらしい・・・
例年明石海峡では、太刀魚は秋の風物詩で、岸から釣れ始めるのは9月中旬頃からです。
しかし、どうも今年の明石海峡は、真鯛が春に全く釣れなくなったり、小アジが異常発生したりと、海の様子がおかしいです。
太刀魚に関しても、例年の定石が通じないのかもしれません。
本日は長潮です。
筆者の経験上、明石海峡の太刀魚は、なぜか潮が動いていない特に爆釣する傾向があります。
今年初めて、テンヤを使って太刀魚を8月に狙ってきましたので紹介します。
太刀魚の基本的な釣法については、以下の記事でまとめています。
釣りの準備
天気と潮
- 日付・・・2023年8月下旬(深夜)
- 場所・・・明石市沿岸
- 天気・・・晴
- 風・・・0~3m/s
- 気温・・・最高:32℃、最低:25℃
- 水温・・・29~30℃
- 潮・・・長潮~若潮
タックルと仕掛け
- 釣法・・・太刀魚テンヤ
- 竿/ロッド・・・メジャークラフト SOLPARA SPX-96
- リール・・・ダイワ 22カルディアSW5000D-CXH
- 道糸/ライン・・・PE2号
- リーダー・・・ダイヤフィッシング BOSMENT(フロロカーボン5号)
釣果を出すための考察
太刀魚を狙う方法はいくつかありますが、筆者が特にお勧めするのはテンヤ釣法です。
ウキの餌釣りに比べて仕掛けがシンプルで初心者でも準備が簡単、さらにワインドやルアーに比べると食いつきがいいです。
次に使用するテンヤですが、ルアーケースに入っていた去年のテンヤを使っていきます。
新品のテンヤに対して、数回使用したテンヤは針が甘くなって、ヒット時にバレることが多くなります。
そのため、使い古したテンヤを使う場合は、指先で劣化していないかどうか確認してから使うようにします。筆者は、特に返しの針をチェックするようにしています。
今回は、マルシン釣具の、タチウオJOYヘッドを使っていきます。
多少錆びはありますが、拡大してみたところ、針本体と返しはしっかりしていて、問題なく使えそうです。
ヒット率を上げるため、前方にはアシスト用にトレブルフック#4を付けています。
太刀魚は、キビナゴの真ん中に噛みつく習性があるため、滅多に前方のフックに掛かることはないです。
しかし、ヒットして暴れたタイミングで、前方に引っかかってくれることもあるため、筆者は付けることが多いです。
メーカー毎にテンヤの使用感を比較していますので、こちらの記事も参考にしてください。
集魚用のケミカルライトは、ダイソーの75㎜を使っていきます。こちらは、50㎜でも、セリアでも、電ケミでも釣果に大きな違いはないです。
使用したエサまたはルアー
テンヤに装着するキビナゴはいろいろ使ってきましたが、ハード加工しているものがお勧めです。
何か添加物を加えて集魚効果を高めたものもありますが、それによって釣果が変わったと感じることはないです。
それよりも、餌持ちを重視していきます。
生のものだと、一晩やり続けると二ケース必要ですが、ハード加工したものだと一ケースで十分です。
生のものだと、ヒットしたら交換必須ですが、ハード加工したものは、ヒットしても使い続けることも可能です。
なお、ハード加工したものと生のもので釣果に差があると感じることもないです。
実釣記録
釣り開始 ・・・20:00
釣り場には18時頃到着したのですが、大サバと太刀魚の噂を聞き付けたと思わしき釣り人たちが夜釣りの準備をしていました。
ただ、到着直後から雷が鳴り始めました。雷が鳴った時は、原則釣りはやめるべきです。
多くの釣り人があきらめて帰る中、筆者は雷レーダーを見ながら車の中で待機していました。
すると、20時過ぎくらいに雷雲が遠ざかったようで、結果的に一番いいポイントを取ることができました。
さらに、弱い北風が出てきて、南向きの釣り場でテンヤをやるには絶好の条件が整いました。
ファーストヒット ・・・20:30
天気が良くなってきたので、さっそくテンヤを投げてみたところ、あっという間にファーストヒットが来ました。
今年最初のヒットは、指2.5本でした。
怒涛の連荘劇 ・・・21:00
手のひらでサイズを測るとカメラで撮りにくいので、使っているキッチンバサミと比較していきます。
持ち手の部分が、およそ指4本でした。
ここからはダイジェストでお伝えします。
時刻 | 写真 | サイズ | |
---|---|---|---|
1 | 21:05 | 2.5 | |
2 | 21:15 | 2.5 | |
3 | 21:28 | 3 | |
4 | 21:33 | 2.5 | |
5 | 21:40 | 2.5 | |
6 | 21:47 | 2.5 | |
7 | 21:57 | 2.5 | |
8 | 22:18 | 2.5 | |
9 | 23:08 | 3 | |
21時台に怒涛の毎キャスト毎ヒットが続き、あっという間にヒットが止まってしまいました。
その後朝まで続けましたが、2回ほど大サバらしきヒットがありました、サイズがかなり大きかったようで、逃げられてしまいました。
最後におまけ ・・・5:00
早朝になったため、テンヤをダイソーのバイブレーション35gに交換して投げていたところ、こんなものが食いついてきました。
20㎝のカマスです。カマスはどんな調理をしてもおいしいので、ありがたく持って帰ります。
実釣の感想
今回の釣行は、タチウオ10匹とカマス1匹、という結果でした。
大型のヒットはありませんでしたが、去年の秋のシーズン中と遜色ない釣果となりました。
太刀魚は小骨が多いので、調理に自信があれば、背骨を取って三枚におろしてから食べましょう。
面倒であれば、キッチンバサミで1㎝単位でぶつ切りにして、片栗粉をまぶして油で揚げれば骨ごと食べることができます。