初めに
明石海峡にあるいくつかの釣り人気堤防は、6~11月の土日であれば、入る隙間がないくらいの釣り人であふれかえています。
筆者は、オフシーズンでも、時間があれば竿を出しに行きますが、2月はどんな時間に行っても釣り座が空いています。
釣れないから空いているので、まー当たり前です。
今回は、オフシーズンの中でも、年間通じて最悪と思われる2月下旬に、食べられる魚を狙って、フカセ釣りで半日攻めてみました。
なお、今回の記事は、シーズン中であれば確実にボツにしているレベルの釣果です。
読者の皆さんには、この極寒の2月に、どう工夫すれば食べられる魚に会えるのか、参考にしてもらえたらと思います。
釣りの準備
天気と潮
- 日付・・・2023年2月下旬(早朝~昼)
- 場所・・・明石市沿岸
- 天気・・・晴れ
- 風・・・2~6m/s
- 気温・・・最高:7℃、最低:2℃
- 水温・・・12~13℃
- 潮・・・小潮
タックルと仕掛け
- 釣法・・・フカセ釣り
- 竿/ロッド・・・ダイワ リバティークラブT20-360
- リール・・・シマノ 22ミラベルC5000XG
- 道糸/ライン・・・ナイロン3号
- ウキ・・・釣研 波止MAX(5B)
- ハリス・・・ダイヤフィッシング BOSMENT(フロロカーボン2号)
- 針・・・がまかつ チヌ針3号
釣果を出すための考察
筆者がオフシーズンで釣りに行く時は、必ず明石海峡周辺の水温情報を見るようにしています。
この低水温で狙える食べられる魚は、コブダイ・真鯛・チヌ・メバル・カサゴ、といったところです。
2月上旬に、スーパーで買ったエビで半日コブダイを狙いましたが、残念ながら坊主でした。
また、1月後半にシラサエビのかご釣りで真鯛を狙ったところ、こちらもピクリともせず坊主でした。正月三が日に爆釣した真鯛は、姿を消したようです。
そこで、今回はチヌ・メバル・カサゴを、狙っていきます。
活性が低いと思われるので、フカセ釣り+シラサエビで、何とか食い気を引き出す作戦で行きます。
使用したエサまたはルアー
シーズン中であれば、あまり考えずに撒き餌を大量に使えば、勝手に魚が集まって付け餌に食いついてくれます。
しかし、活性が低い2月の場合、撒き餌で魚を集めつつ、撒き餌だけで満腹にさせない工夫が必要です。
撒き餌は通常通りオキアミと集魚剤を使い、付け餌はシラサエビを使う作戦にしました。
撒き餌の中に、特に美味しそうな餌が漂うイメージ・・・
人間の思惑通りにいくとは思えませんが、この時期何か工夫をして、少しでも釣果につなげたいところです。
オキアミは、下の写真の商品を初めて購入しました。これは、オキアミとアミエビが半々で混ざっていて、細かく砕いてあります。
オキアミブロックよりも安かったので、お試しで買ってみました。
集魚剤は、いつも通り釣具のポイントで買った安いものを使います。
オキアミ・撒き餌・海水を適当に混ぜたらこんな感じ。
シラサエビは3杯買っておきました。
付け餌で使うには3杯は多すぎますが、全然釣果が出なかったらシラサエビを撒き餌で使うことも考えていたので、多めにしてあります。
針は、チヌ針3号としました。
実釣記録
釣り開始 ・・・6:00
太陽が頭を出す直前くらいから釣行開始です。
堤防の際を狙うので、タナは6m(4ヒロ)程度にしておきました。撒き餌で浮かせるので、これ以上深くする必要はないです。
ここは人気堤防なので、堤防際であまり深くとると、釣り人が残したゴミに引っかかってすぐに根掛かりします。
初ヒット ・・・6:30
根掛かりするようなタナではないので、ウキが沈んだら、なんらかの生物が付け餌にアタックしていると考えられます。
ただ、やはり活性が低いためか、ウキの動きが微妙です。
ウキの頭がわずかに沈んで、そのまま水深10㎝程度のところで止まるような動きをします。
合わせを入れたところ、3回目くらいでようやくかかりました。
15㎝のメバルです。久しぶりに食べられる魚がヒットしました。
リリースサイズか微妙なところでしたが、久しぶりのメバル、食べてみたかったので持って帰ることにしました。
その後も似たようなウキの動きをするのですが、合わせがうまくいかず3回くらいバラしてしまいました。
帰り間際、ウキが明確に沈むあたりが来ましたが、食べられない魚でした。
写真を収めたのはこの1回ですが、実際には3匹くらいはフグがヒットしています。
フグだけは、この時期でも比較的簡単にヒットします。ただ、付け餌の針をうまく避けて食べようとするので、基本的には邪魔です。
実釣の感想
今回の釣行は、メバル1匹、という結果でした。
その日のうちにトースターで焼いて食べたのですが、やはりこの時期のメバルは味が濃くておいしいです。
次回はメバルだけを集中して狙ってみたいと思います。
メバルに絞るのであれば、開始時間を日が昇る前にした方が釣果が上がるはずです。あとは、針のサイズをもっと小さくするなどの工夫を考えてみます。