くまの100均フィッシング

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【釣りの小ネタ集7】リールの致命的なキズ、疲れにくいロッド、竿先が折れた

初めに

 

 

 釣り全般における、道具や技術に関する知っていると少し得をする小ネタをまとめて紹介します。

 それぞれの小ネタは、私が実釣でやってみてお勧めできるもの、またはある程度の経験者じゃないと知らないような知識を選んでいます。

 

 

釣りの小ネタ

リールでキズを付けたらダメな場所

 釣りをしているときに竿先などでトラブルが起こると、つい竿先に集中してしまって、リールを引きずってしまうことはないでしょうか?

 リールというのは、しばらく使っていると、思いがけないキズがつくことがあります。

 こんなのとか。

 

 こんなのとか。

 

 このようなキズが付くタイミングは、釣行中のトラブルで焦っているとき、または魚を釣り上げて竿を地面に置いた時、と思われます。

 上の写真のような場所であれば、多少の傷がついても性能面で大きく落ちることはありません。

 しかし、ある場所にキズが付くと、致命傷になるので注意が必要です。その致命的な場所は、下の写真のようなスプール上部です

 

 この場所がなぜ致命的かというと、キャスト時に道糸がこすれる部分だからです。

 ここにキズがあると、キャスト時の飛距離が短くなるだけでなく、道糸の寿命が短くなってしまいます。

 特に、PEラインであれば、摩擦であっという間に高切れする可能性があります。

 塗装がはがれるなど、キズが浅い場合、道糸の引っ掛かりが小さければ使い続けることもできます。また、釣具店に補修用の道具も置いています。

 しかし、道糸が明らかに引っ掛かる深いキズの場合、完全に直すには部品の交換以外に手段がなく、部品代は購入価格の半額程度かかります。

 このようなキズを付けないようにするには、とにかくリールを地面に直接置かないことです。どうしても置きたい場合は、最低でも引きずるのだけはやめましょう。

 

筆者は、比較的深いキズでもビニールテープでキズを隠して、その場の釣行だけは我慢して使ったことがある。しかし、ビニールテープの厚みに道糸が引っかかるため、恒久的な処置とするのは無理があるぞ。

 

 

軽ければ疲れにくいとは限らない

 餌釣りで使う竿の場合、釣行中に釣り人がアクション操作を行わないので、疲れにくさを求めて軽い竿を選ぶようなことはあまりありません。

 それに対して、ルアーフィッシングで使うような頻繁に操作をするロッドは、少しでも軽いものを使って、疲労しにくくしたいものです。

 

 

 では、自重が軽いロッドを選べば疲れにくいのか、というと、そういう単純なものでもないのが難しいところです。

 野球でバットを振るとき、根元を握る場合と、短めに持つ場合では、短めに持つほうが楽に振ることができます。

 つまり、総重量だけでなく、握る位置と前後のバランスも腕にかかる負担に影響します。

 ロッドの場合は、ある程度ロッドメーカーが適切な位置に重心が来るように設計しています。

 ただ、使用するリールや、ルアー重量によっては、ロッドの先端側が重く感じる場合があります。

 高価なショアジギングロッドを買う前は、自分の使いたいリールをつなげて、脇に挟んでしゃくる動作に違和感がないかどうか、確認してから購入しましょう。

 特に、先端側が重く感じるロッドは避けるのが無難です。

 

釣り経験者でも、毎回十分に使用感を確認してから購入しているわけではない。多少は、買ってから新しい発見をするのも悪くないかな~。

 

 

竿先が折れたらどうする?

 長年釣りをやっていると、竿が折れることがあります。

 根がかりした時に強引に竿ごと引っ張ったりすると、竿全体の中央でほぼ真っ二つに折れることもあります。

 それに対して、キャスト時に何かが引っかかって、竿の先端部分に高負荷が掛かることで、下の写真のように先端数㎝だけが折れることがあります。

 

 

 このようなケースは、購入元の釣具店に持っていくと、比較的簡単に修理してもらえる場合があります。

 この時、折れた先端部のガイドが再利用できるため、捨てずに持ち込むようにしましょう

 釣具店によっては、その場で焼き付ける加工をして修理をしてもらえます。筆者が実際に修理してもらった竿先はこのような感じで仕上げてもらいました。

 

 

 折れた数㎝分が短くなりますが、この写真のような短い長さが折れただけであれば、使い心地にさほど影響がないので、このような簡単な修理で済ませましょう。

 なお、この写真の時に払った修理代金は500円程度でした。

 

長年愛用している竿が折れると、その瞬間はがっかりするものだ。しかし、よっぽど太い部分が壊れない限り、修理できる可能性が高いので、あきらめずに釣具店に持ち込んで確認してみよう!

 

 

 釣りの小ネタ集8に続きます。