くまの100均フィッシング

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100均を使ってお金を掛けずに大きな釣果

【8月の釣り】飲ませ釣り|100均ハリスとフックで狙ってみた

初めに

 

 2023年の明石海峡は、7月以降小アジが爆釣しています。そのため、ここ最近筆者はアジ狙いのサビキ釣りばかりしています。

 撒き餌を使えば半日で100匹オーバするような高活性が続いています。

 撒き餌がなくても、上手に誘えば、サビキだけで簡単に数十匹を釣ることができます。

 これだけ簡単にアジが釣れるなら、朝一に生き餌のアジを釣れるだけ釣って、飲ませ釣りをやってみたいところです。

 今回は、今年初めての飲ませ釣りに、ダイソーとセリアの100均アイテムを使って、超大物(?)をヒットさせてきました。

 

 

 飲ませ釣りの基本は、以下の記事でまとめています。

 

 

 

釣りの準備

天気と潮

  • 日付・・・2023年8月下旬(早朝)
  • 場所・・・明石市沿岸
  • 天気・・・晴れ
  • 風・・・0~3m/s
  • 気温・・・最高:32℃、最低:27℃
  • 水温・・・33℃
  • 潮・・・中潮

 

タックルと仕掛け

  • 釣法・・・飲ませ釣り
  • 竿/ロッド・・・NISSIN PROSTAGE SPEED ISO α 遠投4号4.5m
  • リール・・・ダイワ 20レブロスLT5000D-CH
  • 道糸/ライン・・・PE2号
  • ハリス・・・ダイソー リーダー用ナイロンライン5号
  • 針・・・セリア トレブルフック#4

 

 

 

釣果を出すための考察

 筆者のホームグラウンドである明石の某所ですが、人気の釣り場で、シーズン中の週末だと釣り座が取れないことも少なくありません。

 さらに、明石海峡なので、潮流が常に激しい場所です。

 そのため、ウキを使った飲ませ釣りや、フリー仕掛けは使えません。周りの釣り人に迷惑にならないよう、底に固定する仕掛けにしていきます。

 底に固定する仕掛けは、

 

  • エレベーター仕掛け
  • 胴付き仕掛け

 

がありますが、今回は、胴付き仕掛けで生き餌を底に固定して、青物だけでなく、キジハタなどの底物も狙っていきます

 

エレベーター仕掛けの場合、アジが底まで泳いでくれないことがある。そのため、底に固定したければ、胴付き仕掛けがお勧めだぞ!

 

 

 胴付き仕掛けの途中に枝針を作ってもいいのですが、アジを自由に泳がせるため、サルカンを使っていきます。

 下の写真のような、親子サルカンを使って、上に道糸、下に40号のスパイク重り、横にアジの仕掛けを付けていきます。

 

 

 

 アジを付けるハリスには、ダイソーのナイロンライン5号を使っていきます。

 すでに、このラインでアナゴなどの釣果は出ていますが、大型魚を実釣で取り込みまで成功させたことはないです。

 

 


 アジを掛ける針は、トレブルフック#4を使っていきます。

 ダイソーとセリア、それぞれに商品がありますが、トレブルフックに関しては、強度や錆びにくさの点で、セリアの方が優れていると感じます。

 

 

 

 

 底に付ける重りは、40号のスパイク重りを付けておきます。

 このスパイク重りですが、比較的ロストしやすい道具です。もし、飲ませ釣りを何回か繰り返してやりたいなら、セットで購入するのがお勧めです。

 

 

 

使用したエサまたはルアー

 飲ませ釣りは、餌の調達が一つの課題です。しかし、現在の明石海峡は、夜明け前後であれば、サビキを投げたらあっという間にアジが鈴なりです。

 サビキ針は、高級品だと一式税込みで500円前後するものもあります。下の商品は、3枚セットで400円で、高級品と遜色ない釣果です。

 

 

 

サビキ針は、高級品も格安品も釣果に違いはない。ただ、糸の強度や金属の錆びやすさについては、若干高級品の方が品質が良いぞ!筆者は使い捨てなので、ほとんどの釣行は格安品だ。

 

 

 アジが釣れない時期であればエアレーションが必須ですが、いくらでも釣れるので、海水を入れたバケツに3匹ほど入れて、たまに海水交換で生かしておきます。

 たっぷりと海水を入れておけば、3匹であれば30分程度はエアレーション無しでも生かせます。

 

 いくらでもアジが釣れるので、あまり意味ないかもしれませんが、もう一つのバケツにも10匹ほど予備で入れて海中で生かしておきます。

 

 

 

実釣記録

釣り開始 ・・・6:00

 胴付き仕掛けですが、堤防際まで青物が回ってくることはまれなので、ある程度遠投したいところです。

 アジを付けたまま投げるので、あまり激しく投げるとキャスト途中でアジが外れてしまいます。

 なるべく鼻の硬い部分にアジを付けて、ゆっくりと30mほどキャストして待ちました。

 

 

ドラグが止まらない ・・・13:00

 本日は熱中症注意報が出ています。

 飲ませ釣りは待っている間にやることがないので、サビキ釣りでアジに遊んでもらいます。

 アジ70、サバ20、スズメダイ8、その他2、くらいの割合で簡単に五目釣りができます。

 その他2は、結構厄介なヒットです。アジを釣るために用意した4号のサビキに、なんらかの中型魚がヒットしてきます。

 サビキなのにドラグが出始めて、当然のように枝針から引きちぎられてしまいます。

 ただ、サビキのサイズを上げると、強度が上がる代わりに明らかに小アジの釣果が落ちるので、中型魚が食いついたらしょうがないところはあります。

 

 そんな感じで時間をつぶしていたところ、昼過ぎに突然ドラグが強烈な音を出して糸を出し始めました

 4.5mの磯竿を立てて回収を始めたところ、青物であれば確実にブリサイズの引きで、これは一人では取り込みできそうにありません。

 真下まで近づけたところで、堤防から下をのぞくと、そこには釣り人を最もがっかりさせる大物の姿が見えました。

 

・・・

 

 

 セリアのフックががっちり口の中にかかっています。

 ハリスはざらざらになっていて、おそらくこのエイは、胃袋近くまで飲み込んだのではないかと思います。

 針を外して、リリースしてあげたところ、5秒程度で息を吹き返して帰っていきました。

 

 外したトレブルフックを確認したところ、あれだけの強烈な引きにもかかわらず、針は全く曲がっていませんでした。

 

 また、ダイソーの5号のナイロンリーダーは、エイの歯でかなりザラザラにされていましたが、切れる様子はありませんでした。

 

 

実釣の感想

 今回の釣行は、アカエイ1、という結果でした。

 できれば、青物がヒットしてほしかったのですが、とりあえずは100均ハリスとフックの実力を測れて満足です。

 セリアのトレブルフックですが、強度があるだけでなく、錆にも強いです。真水で洗って一晩乾かして確認したところ、全く錆びも確認されませんでした。

 

 周りでは、ルアーでツバスが1本、飲ませで2本ほど上がっていたので、筆者も次回こそは食べられる魚を釣り上げたいところです。

 

 

 リベンジしてきました。