くまの100均フィッシング

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100均を使ってお金を掛けずに大きな釣果

【9月の釣り】太刀魚をテンヤで狙う|明石海峡シーズン到来

初めに

 

 9月に入り、いよいよ大阪湾周辺には太刀魚の釣果情報が出てきています。しかし、例年なら8月下旬から明石海峡にも回っているはずが、2022年は遅いような気がします。

 太刀魚だけでなく、今年の夏は全体的に明石海峡の堤防釣りは厳しい状況で、神戸・明石周辺の釣り人はストレスが溜まっているのではないかと思います。

 筆者も、8月下旬から、餌・ルアー・テンヤ、思いつくすべての方法で狙ってきましたが、うまく行きませんでした。回遊していなかったのでしょう。

 ようやく、釣果を出すことができました。テンヤによる太刀魚狙いの仕掛け作りと釣果を紹介します。

 

釣りの準備

天気と潮

  • 日付・・・2022年9月上旬(深夜)
  • 場所・・・淡路島北部
  • 天気・・・晴れ
  • 風・・・1~3m/s
  • 気温・・・最高:30℃、最低:25℃
  • 水温・・・26~27℃
  • 潮・・・大潮

 

タックルと仕掛け

  • 釣法・・・太刀魚テンヤ
  • 竿/ロッド・・・メジャークラフト SOLPARA SPX-96
  • リール・・・ダイワ 22カルディアSW5000D-CXH
  • 道糸/ライン・・・PE2号
  • リーダー・・・ダイヤフィッシング BOSMENT(フロロカーボン5号)

 

 

使用したエサまたはルアー

 太刀魚のテンヤに使用する餌は、ターゲットのサイズに応じて変える必要があります。堤防から狙う場合、魚の形をした全長10~15㎝のものがお勧めです。

 ドジョウを使う人もいますが、今回は最も入手が容易なキビナゴを使用しました。

 

 キビナゴは、旬の時期であれば魚屋で購入するのがお勧めです。しかし、キビナゴの旬は晩秋から春のため、夏から秋にかけては魚屋さんに並んでいないことが多いです。

 多少値段は高くなりますが、釣具店には年中ありますので、魚屋やスーパーになければ釣具店で購入しましょう。

 

準備

 キビナゴを付けるテンヤですが、今回は釣具店でデザインに一目ぼれして購入した以下の商品を使います。

 

 筆者は知らないメーカーですが、小さめのキビナゴを掛けるサイズにちょうど良さそうなこと、ヘッドのデザインがかっこよかったことから選びました。

 

 購入した状態のまま使用してもいいのですが、フッキング率を上げるため、前方にもフックを付けます。ワイヤーも外れないように前方に結束しておきます。

 

 テンヤにキビナゴをセットした状態を写真に撮っておきました。

 キビナゴの背中側を下にしています。お腹側を下にすると、身が柔らかくてすぐに外れてしまうため、硬い背中を下にしています。

 

 しっぽはできるだけワイヤーで固定せずに自由に動けるようにして、アピール力アップを狙います。

 

 初めてワイヤーを使ってテンヤに餌を固定すると、ワイヤーの終端部分をどこに落ち着かせたらいいのか悩むと思います。

 

というか、筆者は不器用なので今でも悩むことが多い

 

 重要なのは、餌を巻き付けたワイヤーが緩まないことです。緩まないようにするには、ワイヤー終端を最後まで餌に撒くのではなく、2,3㎝ほど余ったところで針などの金属部に巻き付けて動かなくなるようにするのがお勧めです。

 

 

実釣記録

釣り開始 ・・・20:00

 釣り場には18時頃到着して、ご飯を食べたりジグを投げたりしながら日が沈むのを待ちます。

 今回は土曜の夕方のため、かなりの釣り人がいて、中には釣り座の確保がなかなかできない方もいました。

 

ファーストヒット ・・・21:30

 今回の釣行では、テンヤだけでなく、ルアーや餌釣り仕掛けも準備していたので、ローテーションしながらヒットしやすい釣法を探ります。

 すると、自分の隣で大サバが上がっていました。大サバが掛かるときは、経験上太刀魚が回遊していないことが多く心配でしたが、ようやくファーストヒットが来ました。

 

 今年初の太刀魚で、慌ててサイズを測るのを忘れましたが、指4本ある大きめがヒットです。

 

【ワンポイント(太刀魚のサイズ)】

 一般的な魚の大きさを比較するときは、口先から尻尾の先端の全長を測るのが普通です。

 しかし、太刀魚のサイズを比較するときは、全長ではなく、背中からお腹の長さである体高を測ることが多いです。

 この体高ですが、「指〇本」と表現するのが慣例です。例えば、指3本であれば一般的な人間の指3本をくっつけた幅と同じくらいと解釈します。

 堤防から釣れる太刀魚ですが、筆者の経験では、大部分が指3本、大きいなと思ったもので指4本です。

 

 一般的に、釣り上げた太刀魚はどんなに小さくてもリリースできない、と言われます。一度釣りあげた太刀魚は、リリースしても死んでしまうためです。

 そのため、釣り上げたらすぐに締めてあげましょう。太刀魚の首の下を手で持って、堤防の手すりやコンクリートなどに頭を2,3回叩きつけます。すると、脳が破壊されてあっという間に動きが止まります。

 

筆者は、初めて太刀魚の脳締めをしている人を見た時、少々残酷に見えた。でもよく考えると、太刀魚が苦しむ時間を最短にできると言えるので、読者の皆さんにもぜひ実践してほしい方法だ。

 

一気に時合到来 ・・・22:00

 ファーストヒットから時合が来ました。テンヤを投げるたびに、何らかのバイトがあります。

 2匹目、指2本。かなり小ぶりです。

 

 3匹目、指3本。少しサイズアップしました。

 

 4匹目、指3本。

 

 4匹目を釣って、その直後日付が変わったところで、完全に時合が止まったようでした。

 

おいしいゲストがヒット ・・・4:00

 太刀魚の時合が止まったので、もう一度回遊を待っていたのですが、結局朝まで回ってこなかったようです。

 その代わり、太刀魚テンヤにカマス2匹がゲストでヒットです。

 

 カマスの時期は夏の終わりから秋なので、太刀魚狙いでヒットするのは不思議ではありません。カマスは脂がのっていて、焼いただけでもおいしいです。

 

 

実釣の感想

 今回の太刀魚テンヤですが、太刀魚4匹、カマス2匹でした。

 

 夜通しやったので、もう少し釣果が欲しかったところですが、シーズンはまだ始まったばかりです。

 これであと2か月くらいは太刀魚に遊んでもらえる見込みが立ちましたので、テンヤ以外の釣法も試しながら、一晩二桁目指して次回も突撃してきます。