くまの100均フィッシング

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100均を使ってお金を掛けずに大きな釣果

【使ってわかる】ダイソー釣具22種類|買ったらダメなのは?お勧めは?

初めに

 

ダイソー釣具って評判良いけど、実際に使った感想が知りたい。ダメな商品はないわけ?

 

筆者が実釣で使ったことがあるダイソー釣具に絞って、お勧めできるものといまいちなものを紹介していきます。

 

 

 ここ数年の釣りブームになってから、100均業界では釣り道具の進化が急速に進んでいます。

 この記事では、100均釣具の先駆者であるダイソーの出す釣具の中で、筆者が実釣で使ったことのあるものを、評価を交えながら紹介したいと思います。

 今回の記事では、価格メリットは考慮せず、純粋な釣具としての品質面だけで100点満点で評価していきます。

 

  • 80~100点・・・釣具専業メーカー並みかそれ以上
  • 60~79点・・・専業メーカーには劣るが十分使える
  • 40~59点・・・多少不満はあるが使える
  • 20~39点・・・味見程度で使うなら可
  • 20点未満・・・お勧めしない
  • 不明・・・使用実績はあるが、まだ評価できない

 

 なお、評価する商品は、筆者が実釣で使ったことがあるものだけとしています。

 たまたま、個体不良に当たったような商品でも、忖度なしに使った感想を書くようにしています。

 見た目だけで良否判定していませんので、評価点はある程度信用できる数字ではないかと思います。

 

評価点が80点以上は、筆者が自信を持ってお勧めできるものだけとしたぞ!

 

 

ダイソー100均釣具

振り出し竿【35点】

 

 餌釣りで使える振り出し竿です。竿単体のものと、リール付きのものがあります。

 釣具店にある振出竿には、堤防用、磯竿、投げ竿の3種類の振出竿があることが多いですが、このダイソーの商品は堤防用に相当します。

 2,3回の釣行では問題なく使えますが、ガイドが錆びやすいため、あまり長期間使うと道糸に負担が掛かります。

 

 

スピニングリール【25点】

 

 1000,2000,3000番の3種類があり、いずれも1000円を切る価格で提供されています。

 ナイロンの道糸があらかじめ巻かれていて、すぐに実釣で使えます。

 ドラグ機能も付いていて、中型以上の魚が掛かってもファイトすることが可能です。

 ただ、耐久性が低く、ちょっとした負荷を掛けるとあっという間に壊れてしまいます。

 釣具店でかご売りされている1000円以下のリールよりは多少ましですが、複数回の釣行で使うのは厳しいです。

 

 

ナイロンリーダー【85点】

 

 5,7号の二種類があり、餌釣り用のハリス、またはルアーフィッシング用のリーダーとして使用できます。

 筆者が使ったことのあるダイソー釣具の中で、最もお勧めできる商品です。

 実釣では、ルアーフィッシングの青物狙い用のリーダー、飲ませ釣りのハリスとして活躍していて、2023年だけで10本以上の青物を上げています。

 

 

 

トレブルフック【50点】

 

 ルアーに付いているものの交換、または飲ませ釣りの針として使うことができます。写真の4号以外に、6,8号があります。

 強度はそこそこで、実釣でも十分使うことができます。

 ただ、サビに対する耐久性は今一つで、恒久的に使うというよりは、1回の釣行で使い捨てにするのがお勧めです。

 検証した感覚では、トレブルフックについては、セリアの商品の方が優れています。

 

 

 

サビキ【35点】

 

 サビキ釣り用に使えます。写真のもの以外に、ピンクスキンタイプもあります。

 針サイズやサビキの種類は豊富ですが、なぜか3本針2セットのものばかりで、5本針以上のものは見たことがありません。

 針の数が少ないと、ライントラブルが少なくなるメリットはありますが、アジなどのサビキ釣りのターゲットが湧いているときは、針の数が多い方が釣果がいいです。

 釣具店でも、廉価品は3セット300円程度で売っていますので、わざわざこのダイソーサビキを使う必要はないです。

 

 

棒ウキ【40点】

 

 軽めの負荷のウキ釣りで使えます。筆者の行くダイソーでは、2,3,4号がラインアップされています。

 1,2回の釣行では普通に使うことはできるのですが、道糸との接続部の金属の耐久性が低く、この金属がウキ本体から外れたことがあります。

 釣り専業メーカーのウキで、この部分が外れたことはないので、それ以来筆者はこのウキには手を出していません。

 

 

ウキペット【15点】

 

 ウキ釣りで、釣行中に効率的にウキ交換するための道具です。

 見た目は100円とは思えないくらい使えそうですが、その分だけ筆者が実釣で使って最もがっかりした商品になってしまいました。

 がっかりした理由ですが、まずあっという間に錆びてしまうことです。

 この「あっという間」ですが、1回目の釣行後にサビが出てくるレベルではなく、初回釣行1時間経過したあたりからサビが出てきます。

 さらに、たまたまかもしれませんが、初めて使ったとき、ウキペット付近で道糸が高切れしました。

 ウキペットが原因かどうか不明ですが、今まで経験したことがないような場所で高切れしたため、もしかするとウキペットと道糸の接触部に不備があるのかもしれません。

 ちなみに、ウキペットは、スナップ付きサルカンで代用が効きますので、無理してウキペットを使う必要はないです。

 

 

サルカン【50点】


 糸と糸の接続で、糸よれを防ぐために使います。

 釣具店で買うよりも若干安いですが、回転力については専業メーカーの商品の方が優れています。

 特に、使っているうちに金属可動部が劣化してくるため、使い捨てするつもりであれば買ってもよいと思います。

 

 

スプリットリング【40点】

 

 ルアーフィッシングなどで、ルアー本体とトレブルフックの間の接続のために使います。サイズは、0~4号まで豊富にあります。

 強度的には問題なく使うことができます。

 ただ、この商品も専業メーカーの商品に比べてサビに弱く、それほど高価な部品でないことを考えると、わざわざダイソーで買わなくてもいいと思います。

 

 

ワイヤーリーダー【60点】

 

 歯の鋭い魚をターゲットとするときに、針の前に付けてハリスが切られるのを防ぐために使います。

 筆者が良く行くダイソーでは、長さ20㎝で太めのワイヤーのもの1種類しかおいていません。

 もしかしたら、他のサイズもあるかもしれませんが、少なくとも筆者は他のダイソー含めてみたことがないです。

 もう少し細めがあると嬉しいです。

 太刀魚を餌釣りで狙う時に使ったことがあります。多少見切られる感じはしますが、問題なく使うことができます。

 ただ、ダイソー商品全般に言えることですが、やはり錆びつきやすく、2,3回の釣行で使えなくなります。

 

 

ケミカルライト【80点】


 夜釣りで、ハリスの途中やルアーの一部に付けて、ターゲットの魚を誘う目的で使います。

 ダイソーでは、25,37,50,75㎜の4種類があります。25,37㎜はルアーに取り付け、50,75㎜はハリスの途中に付けます。

 使い始めの輝度は、30分ほどで体感半分くらいになります。ただ、それ以降は夜通しある程度の明るさを保ってくれるため、実釣では問題なく使うことができます。

 筆者がお勧めできるダイソー商品の一つです。

 

 

メタルジグ【50点】

 

 ルアーフィッシングで使います。

 ダイソーには様々な種類のメタルジグがあり、写真のオーソドックスな青物狙いのもの以外に、10g以下のマイクロジグもあります。

 写真のシリーズは、18,28,40gの3種類のサイズがあります。さらに、2024年春には、別のシリーズで60,80gが新たに追加されてきました。

 60,80gのものは200円となっています。

 付属のトレブルフックやスプリットリングは、単品売りしているものと同じもののようで、錆びやすく、初回釣行から交換する必要があります。

 本体の塗装も2,3回使っているうちに剥げてくるので、気になるようなら塗装が剥げたら交換するのをお勧めします。

 

 

メタルバイブ【70点】

 

 キャストしてタダ巻きをすると、水中で高速に振動します。振動したときの水中に伝わる波動で、周辺の魚にアピールします。

 初期バージョンは7,10,14g、セカンドリリースで20,26g、サードリリースで35,42gと、バリエーションが増えてきました。

 青物狙いでは、20g以上のものがお勧めです。

 付属のトレブルフックやスプリットリングは、やはり錆びやすく、初回釣行から交換する必要があります。

 しかし、本体の金属はサビに非常に強く作られているようで、傷を付けなければ年単位で使い続けることができます。

 

 

 

 

ジグヘッド【不明】

 

 メバルやアジなど、小物狙いのルアーフィッシングで使います。この商品に、別売りとなっている小型のワームを取り付けます。

 筆者は、ピンテールワームを付けて、2,3回メバルを掛けたことがありますが、そもそもあまりルアーで小物狙いをしないため、評価は不明としておきました。

 ただ、使い捨ての道具で、針先もしっかりしているので、メバリングやアジングでは問題なく使えると思います。

 

 

ダイソーVJ【80点】

 

 一時期、全国のダイソー店舗でほとんど品切れ状態となり、ダイソー釣具を一躍有名にしたきっかけと言える商品です。

 正式名称は、ソルト用ジグヘッド、となっています。

 某釣具専業メーカーの商品と瓜二つで、様々な方が比較検証を行って、互角に近い釣果がでると言われています。

 写真の28gは、初期に販売された16,22gの一年後に追加されたもので、こちらの商品も発売当初は品薄状態となりました。

 付属のトレブルフックやスプリットリングは、メタルジグ同様、初回釣行から交換する必要があります。

 筆者も、実釣で使って、今まで青物を5本くらいは掛けています。

 なお、ダイソーVJは単体では使うことができません。後述のソフトルアー(ワーム)をセットして使用します。

 筆者は、ワームは専業メーカーの商品を付けることが多いです。

 

 

ソフトルアー【不明】

 

 写真のシャッドテールワーム以外に、ピンテールワームや虫型ワームなど、様々な形状のものがあります。

 写真のシャッドテールワームは、ダイソーVJに適したサイズとなっています。

 実釣でも問題なく使えると思うのですが、残念ながら、筆者はこのワームを使って釣果を出した経験がないため、評価は不明としておきます。

 

 

餌木【不明】

 

 イカを狙うエギングで使います。

 残念ながら、筆者はエギング初心者で、まだ始めて日が浅いため、この100均商品では釣果を上げられていません。

 ただ、専業メーカー品ほどではないけど、釣果は出るという噂を聞きます。

 餌木の外側の布ですが、耐久性が低く、劣化は早いです。

 

 

タコエギ【70点】


 タコ狙いで使います。岸からでも船でも使うことができます。

 大きさは、写真の3号以外に、3.5号もあります。また、色違いで、このピンク以外に緑色のものもあります。

 価格が200円と高いだけあって、他のダイソー商品に比べて頑丈にできています。

 数回使っているうちに、先端のハリスとつなげる金属部分が外れかけてくるので、グラグラしてきたら交換しましょう。

 

 

太刀魚テンヤ【75点】


 太刀魚のテンヤ釣法で使います。

 サイズは、写真の3号以外に、4,5号があります。

 テンヤの餌として、ドジョウやキビナゴを別で買ってきて、上部に付けて針金で固定します。

 こちらも200円商品だけあって、釣果も抜群です。また、錆び付きについても、他のダイソー商品に比べるとマシなほうです。

 個人的には後方のフックがダブルタイプが出て欲しいです。

 釣具専業メーカーの商品で、これとほぼ同じような形状のダブルフックタイプが300円前後で提供されています。

 

 

 

水汲みバケツ【60点】

 

 海水を汲んで、釣った魚を生かしたり、汲んだ水で手洗いするために使います。

 写真の商品は、網のフタが付いていて、釣った魚を入れたまま海中で生かすことができます。これ以外に、価格が300円でフタがないものもあります。

 バケツ自体は、大きさも適当で、耐久性も問題ないのですが、付属のロープの耐久性が若干弱い気がします。

 ロープを堤防の壁などにこすりつけてしまうと切れてしまうため、ホームセンターで強度の高いロープを買ってきて交換すると長く使えます。

 

 

小型収納ボックス【80点】

 

 ルアーや餌木などの小物を収納することができます。

 この手のケースは、100均に100円で多数ありそうですが、筆者が長年100均に通って見る限り、意外と100円で買える丈夫なものはないです。

 この写真の商品は300円ですが、フタと本体の接続部、開閉部、ともに非常に丈夫にできていて長く使えます。

 また、ホームセンターでも似たようなものがありますが、釣具の小物にピッタリはまるものはなかなか見つかりません。

 もう少し安くしてほしい気もしますが、釣りの小物を収納できるケースが欲しいのであれば、買って失敗したと感じることはないお勧め商品です。

 

 

鈴【75点】

 

 胴付き仕掛けや飲ませ釣りなどで置き竿として待っているときに、この鈴を竿の先端近くに付けて、ヒットに気が付きやすくします。

 釣具専業メーカーからも100円前後で提供されていますが、このダイソー商品は、プラスチックでできているため、竿が傷つきにくいです。

 在庫が少ないのか、人気商品なのか不明ですが、比較的品切れになっていることが多い気がします。

 

 

使っていないが良さそうな商品

 筆者が使用したことはないですが、2023年12月時点で使えそうだと思っている商品もいくつか紹介しておきます。

 

 こちらは、フィッシングプライヤーです。スプリットリングの取り付けや、魚の針外しなどで使えます。

 未使用のため、金属部の耐久性が不明ですが、見た感じは十分使えそうです。

 

 次は、フィッシュグリップです。中型以上の魚の口にはさんで、安全に魚を持ち運びできるようにします。

 こちらも未使用ですが、見た感じ金属部の耐久性があれば十分使えそうです。

 

 ここからは、新商品の紹介です。

 まず、マイクロジグで新しいシリーズが発売開始していました。従来のマイクロジグよりも胴の長さが短い作りになっています。

 

 次に、釣った魚のサイズを測るためのメジャーシールです。

 70㎝はちょっと長さ的に中途半端な気がしますが、中型魚までを狙っている人であれば買ってもよさそうです。

 

 次はナイロンの道糸です。

 以前からピンクや黄色の色付きの道糸はありましたが、近投する釣り人から無色透明版のリクエストが多くあって、その要望に応えたようです。

 個人的には、これがハリスとしても使えるかどうか、今後検証する予定です。

 

 最後に、こちらは最近ダイソーで品切れ続出しているPEラインの200mバージョンです。

 100mのものが先行発売されていましたが、長さが足りないという評判が出て、あまり売れていませんでした。これはその改良版のようです。

 

 

YouTubeなどでは100均釣具を褒めちぎる投稿が多くみられるが、総合的には価格メリットを除くと専業メーカーの商品に劣ると言わざるを得ない。しっかり評価した上で選んで使うのをお勧めするぞ!

 

 

 今回の記事は、筆者の行きつけのダイソーで働く、やたらと釣りに詳しい女性店員さんに少しだけご協力いただきました。

 

みんな、買いに来てね!

 

 

一般的な釣り道具が知りたい

 初心者の方は、いきなり100均釣具から入るのはハードルが高いです。まずは、釣具を専門的に扱っている釣具店の商品を使うようにしましょう。

 筆者が持っている釣りで使用する道具をまとめた記事を紹介しておきます。