くまの100均フィッシング

くまの100均フィッシング

100均を使ってお金を掛けずに大きな釣果

【釣りの小ネタ集9】ウキペットの代用品、魚はアラが美味、撒き餌が飛ばない

初めに

 

 

 釣り全般における、道具や技術に関する知っていると少し得をする小ネタをまとめて紹介します。

 それぞれの小ネタは、私が実釣でやってみてお勧めできるもの、またはある程度の経験者じゃないと知らないような知識を選んでいます。

 

 

釣りの小ネタ

ウキペットは買わなくてもいい

 筆者は、一回の釣行で、いろいろな釣りをしたいタイプです。

 例えば、深夜に大サバ狙い、早朝から真鯛狙い、といったパターンは、秋のハイシーズンでよくやります。

 大サバは、一本針に軽めのウキを付けるのに対して、真鯛は、かご釣り仕掛けとするための6号以上のウキを使います。

 竿とリールをそのまま使いたいなら、ウキなどの仕掛け部分だけを作り替えることができれば作業が早くなります。

 このような場面で、ウキペットがあると、ウキの交換作業が短縮されます。

 

 さて、100均や釣具店にいくと、このウキペットが売っています。下の写真は、ダイソーの商品です。

 

 もちろん、これを使うこともできるのですが、スナップ付きサルカンで完全に代用が可能です。

 あまり大きすぎるサルカンだと、からまん棒を通過してしまうので、サイズは小さめを選ぶようにしましょう。



ちなみに、上で紹介した、ダイソーのウキペットはあまりお勧めできない商品だ!一見使えそうだが、一回の釣行で錆びてしまうぞ。

 

 

 

 

えっ?そこ捨てるの?

 中型以上の魚が釣れると、やはり刺身にして食べてみたい、というのが日本人らしい感覚です。

 刺身として食べられる部分は、骨が少なくて食べやすい部位になります。

 下の写真は、正月に釣りあげた42㎝の真鯛ですが、下処理で食べやすい部分と骨に近い部分に分離できています。

 

 分離した後、刺身にできる胴体の部分以外を捨ててしまっていないでしょうか?

 食べ比べたらわかりますが、捨てたくなる部分の方が圧倒的に美味です。このような、魚をさばくときに分離する骨の近くの部位を「魚のアラ」と呼びます。

 このアラの中でも、特にお勧めは魚の顎にあたる「カマ」と呼ばれる部分、及び内臓を取り囲む肋骨の間の肉は、比較的食べやすく、脂がのっていてお勧めです。

 その他、目玉の周りも少しだけ肉が付いている希少部位なので、大型の魚が釣れたら箸で突いてみましょう。

 

 釣りが終わると、つい面倒くさくなって、大雑把に下処理をしてアラとなった部分を捨ててしまいがちです。

 でも、せっかく新鮮な魚を手に入れたなら、一番美味しい部分を味わうようにしたいものです。

 

 

飛距離のヒントはアイスクリーム

 フカセ釣りは、シャクを使って撒き餌を飛ばしてターゲットの魚を誘う釣りです。

 堤防でフカセ釣りをするとき、壁際に近いほどスズメダイや小アジなどの餌取りが多いため、できるだけ遠くに撒き餌と仕掛けを飛ばしたいことがあります。

 仕掛けは竿の力を使えば比較的簡単に遠くに飛ばせます。

 それに対して、撒き餌は遠くに飛ばすため、いくつかのポイントがあります。

 

  1. シャクの長さやカップの形
  2. 集魚剤と海水の配合方法
  3. 撒き餌の塊の硬さ

 

 この中で、1,2については、他の方の書いたブログなどにも詳細が紹介されています。また、釣具店で聞けば適切に教えてもらえると思います。

 3については、同じ道具同じ集魚剤であっても、工夫することで全く距離が変わってきます。

 雪だるまをイメージしていただければわかる通り、塊が硬いほどキャストしたとき、途中でばらけることがなくなり距離が延びます。

 では、硬さを硬くするにはどうすればいいでしょうか?

 撒き餌を入れたバッカンやケースの壁に押し付ける、というのも一つの方法です。

 ただ、壁に押し付けると、カップの表面の撒き餌は硬くなりますが、カップの奥は柔らかいままなことがあります。

 

 

 

 そこで、筆者が考えたお勧めの方法が、サーティワンなどのアイスクリーム屋さんでアイスをすくう時の動きです。

 下の写真のように、シャクを撒き餌の中に突っ込んだら、そこでシャクの軸を中心にして回転させるように固めます。

 

 これは、実際にやってみるとかなり効果があり、水分量の配合さえ間違えなければ、キャスト時に空中でばらけることが非常に少なくなります。

 

 

 

 

 釣りの小ネタ集10に続きます。