くまの100均フィッシング

くまの100均フィッシング

100均を使ってお金を掛けずに大きな釣果

【初めてのルアー】ルアーフィッシング最初の1匹

初めに

 

ルアーフィッシング始めたけどなかなか釣れない

最初の1匹に出会うまでみんなどれくらい時間かかったの?

 

こんな悩みを持つ方に、私の経験をお伝えします。

 

 

 

 サビキなどの餌を使った釣りは、対象とするターゲットが堤防際に大量にいるため、初回から何らかの釣果を得ることは難しくありません。しかし、フィッシュイーターをターゲットにしたルアーフィッシングは、そもそもターゲットが少ないため初回から目的の魚が掛かることはほとんどないと思います。待ちの釣りである餌釣りと違い、ルアーフィッシングは人間が様々な演出をして魚に気が付いてもらう必要があります。ただ、どんなに演出がうまくても近くに魚がいなければ絶対に釣ることはできません。

 ルアーフィッシングは、ルアーを演出する力ではなく、魚がいるところに如何にしてルアーを通過させられるかどうかが重要である、ということに気が付くのはある程度経験を積んでからでした。私が最初の1匹を釣り上げるまでにどんなことをしたのか、参考までに紹介したいと思います。

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I hope I could catch a big fish someday

 

最初の1匹が掛かるまで

ルアーフィッシング初日

 サビキ釣りで、スズメダイ・アジ・ウリボウ(イサキの子供)などを釣って、十分楽しいと思っていましたが、ある日自分の周りにいるルアーマンがジグをしゃくっている姿を見て、真似をしてみようとしました。当時は釣りの師匠どころか、釣りの友人も一人もいなかったので、自分で見よう見まねでやるしかありません。餌釣り用の堤防竿と道糸ナイロン3号に百均で売っていたルアーを直結して、「本当にこんなのに魚が食いつくの?」と思いながら堤防竿でルアーをキャストして、ナイロンの糸をタダ巻きしていましたが、、、なんと、何も起こりませんでした。

 今考えると、もしこの時に間違って魚が食いついてきたら、一生ルアーフィッシングを勘違いしていたかもしれません。ただ、ルアーをやっている人はわかると思いますが、仮に「ナイロン」「100均ルアー直結」「ただ巻き」であっても、魚が目の前を通過すれば普通に食いついてきます。それがわかるようになったのはだいぶ先でした。

 

ルアーフィッシング2回目

 インターネットの記事で調べ、ルアーフィッシングで最も汎用性の高い竿はエギングロッドかシーバスロッドという知識を得ます。某釣具店で見たところ、エギングロッドが3000円で売られていたので、それを購入しました。その頃は餌釣りのリールを流用できるだろうと思っていたので、相変わらずナイロンの糸が巻かれたリールでルアーをやろうとしていました。この組み合わせでもやはり何も起こりませんでした。時期は3月頃なので、タックルどうこうではなく、単純にルアーをやる時期ではなかったんです。

 

ルアーフィッシング3回目~2か月目

 懇意にしている釣具屋にいき、ルアーフィッシングの基礎を教えていただきました。すると、ロッド以前にそもそもナイロンでルアーをやるのは無理があることをここで初めて理解します。ライトショアジギング用ロッドとPE1号を巻いたリールを新たに購入し、ここからようやく普通のルアーフィッシング並みの道具がそろいました。

 ただ、ここからがかなり長かったです。釣行に行ってはインターネットを検索、これを繰り返し、しゃくり方を変えたり高額なルアーを次々購入したりで、何が悪いんだろうと思いながら、何かが掛かるのを待ち続ける苦しい釣行が2か月続きました。今思えば、技術でも道具でもなく、ただ魚がいなかっただけ、だったわけです。

 一人でルアーを投げていたところ、明らかに経験の豊富そうな若いお兄さんが話しかけてきます。

 お兄さん:「ジグですか?」

 自分:「そうですね、まだ寒いからダメですね~」

まるで、自分が何年もルアーをやっていて今日はたまたま調子が悪いようなふをして話を合わせていました。そのお兄さんは、聞いたことないようなルアーの特性や、おすすめの沖堤防のポイントの話など、色々聞かせてくれました。話好きのいいお兄さんだったので、今考えたら「実は…」と教えてもらえばよかった。

 

ルアーフィッシング最初の1匹を釣り上げた日

 春になりだいぶ暖かくなったある日、今日もダメだろうなと思いながら、どこかの記事で「ルアーは投げ続けることが大事」と書いてあることを信じて釣行に出かけていました。その日周りにいた釣り人は自分以外は1名の餌釣り士だけ、漫然とルアーを投げてはしゃくってを繰り返していると、そこで奇跡的に自分の目の前20mでナブラが起こりました。たまたま、その時付けていたルアーはコアマンのVJ。ナブラの先をめがけて投げて水深1mくらいをタダ巻きしたところ、今まで経験したことのない強烈な引きを感じ、青物を確信しました。取り込みまで一人でやる自信がなかったため、その日唯一いたもう1名の餌釣り士めがけて大声で「すみません!!!助けて!」その方は非常に親切ですぐに駆け付けてタモ入れをしてくれ、ようやく最初の1匹に巡り合うことができたのです。

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初めての1匹

 

 この写真がその時のハマチです。これに出会うまで、毎日のようにgoogleで<ルアー><最初の一匹><平均期間>などのキーワードで検索していました。検索した先には、2年ルアーにかからなくてそのままやめてしまいました、のような記事もあって、自分もそうなるのではないかと心配していました。この記事を見に来てくれたルアー初心者の皆さん、魚がいるところに打ち込めばいつかはルアーを食べてくれます。ルアーフィッシングは、ルアーの種類や技術はそれほど重要なパラメータではありません。あきらめずに頑張ってください。