くまの100均フィッシング

くまの100均フィッシング

初心者向けの釣りの技術情報、100均アイテムを使った工夫などを紹介をします。

【冬の釣り】難易度MAX、お正月にできる釣り

初めに

 今年の1月2日、コロナによる外出自粛もあって、私はほとんどやることもなく家にいたのですが、これだけ時間があるなら釣りに行こうと出かけてみました。

 まさか、こんな三が日から釣りしている人いないだろう、と思っていたら、すごい数の家族連れが堤防に押し寄せていました。ファミリーフィッシングだけあって、皆さんサビキ仕掛けでアジなんかを狙っているようです。ただ、皆さん釣れている様子はありませんでした。海を見下ろすと澄んでいて、いかにも冷たそうに見えます。

 瀬戸内海は太平洋沿岸に比べると水温が低くなるのが早く、正月にやる釣りは非常に厳しいです。それぞれの季節で難易度を比較すると、筆者の感覚では、秋>夏>>>春>>>>>冬、といったところです。

 それでも、暇で暇でしょうがない、どうしても釣りがしたい、そんな人にこれなら正月でも少しは楽しめるかも、という魚と釣り方をアドバイスします。魚は私が実際に年末年始に釣ったことのあるものだけを紹介します。

 

 

堤防から狙える魚

カサゴ・メバル

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 サビキ釣り、または虫エサによるぶっこみ釣りで狙います。

 低水温に強い魚の代表です。主に堤防際の海底に生息して、あまり動かずにじっとしています。餌はオキアミでも虫でもお腹がすいていればどちらでも食いついてきます。口が大きいためか、かなり大きな餌でも飲み込んでくれるので、初心者でも釣りやすい魚だと思います。

 明石海峡周辺では滅多に見ませんが、一部のきれいなカサゴは毒を持っています。ヒレのきれいなカサゴが釣れたら周りの経験者の方に確認して、毒がある種類なら帰してあげましょう。

 ちなみに写真はたぶんメバルですが、私はカサゴとメバルの見分けがつかないです。目の大きさが比較的大きい方がメバルですが、それぞれ近い種族で食味や調理方法もほとんど変わりがないので、あまり気にしていません。煮付けを勧める人が多いですが、身がプリプリしているため、私は刺身で食べるのがおいしいです。

 

カワハギ・ウマヅラ

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 私はあえてカワハギやウマヅラは狙わないのですが、オキアミを使ったかご釣りで何回か掛かったことがあります。

 数がそれほど多くないので狙って釣るのは難しいですが、掛かればまれに30㎝を超える嬉しいサイズが上がってきます。冬の海を堤防から覗いてみると、大量のスズメダイの中に時折ゆらーとした大きい影が見えることがあって、それはカワハギかウマヅラのことが多いです。
 写真はウマヅラです。エラは他の魚に比べて小さい穴のようになっていますが、ハサミを入れて大動脈を切ると簡単に血抜きをすることができます。下処理のとき、ハサミで尻尾と頭とヒレを落とせば、皮は手で剥くことができます。

 食べる場合、身ももちろんおいしいのですが、お勧めは肝醤油です。他の魚は内臓を雑に取ってしまうことが多いですが、この魚だけは頭を落とすときに丁寧にエラの付け根から切って、肝臓に傷がつかないようにしましょう。

 ウマヅラと似た体形の「ソウシハギ」という魚もまれに釣れます。同じカワハギ科の仲間ですが、内臓に猛毒を持っていて絶対に食べてはいけません。きれいな青色の模様が入っているので、すぐに見分けはつくと思います。

 

マダイ

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 かご釣りで狙います。

 これは正月に堤防で釣れたら周りの釣り人が集まってくるおめでたい魚です。20㎝弱の通称「チャリコ」であれば比較的簡単にサビキにかかってきますが、写真のような30㎝超えはそもそも堤防近くにいません。少なくとも水深10mはあるところの海底近くに生息しているので、かご釣りで堤防から遠投する必要があります。

 食べるのは、刺身かサッとお湯に通すしゃぶしゃぶがお勧めです。滅多に釣れないので私はやりませんが、もし何匹か釣れたら鯛めしや塩焼きもおいしそうです。

 

お勧めの釣り方

カゴ釣り

 カサゴ・メバル・マダイは、いずれも海底付近にいます。タナは根がかりしない程度で低層に付け餌が来るように調整します。付けエサはオキアミでいいですが、餌のサイズは小さくてある程度強度のあるものがいいです。

 写真のものは私が良く購入する少し高めの付け餌ですが、さらに小さいMサイズでもいいと思います。針はガマカツのチヌ針なら4号、伊勢尼なら8号くらいにしましょう。

 ハリスは、フロロカーボンの2号程度であれば、強度と細さのバランスがとれています。

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 撒き餌は安い集魚剤にブロックのオキアミを混ぜたものでいいですが、あまりケチらずに大きめのカゴに大量に詰め込んだ方が集魚効果が高い気がします。

 お金は掛かりますが、撒餌と付け餌にシラサエビを使うと明らかに食いつきがよくなります。シラサエビは生き餌なので、生かしバケツとブクブク(エアレーション)を準備しましょう。

 私はかご釣りで遠投をするので、カゴは下の写真のような天秤付きのものを使っています。

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 カワハギ・ウマヅラを狙うのであれば、タナを中層くらい、付け餌はできるだけ小さい方がいいです。口が小さく吸い込むように食べるため、付け餌が大きすぎると吸い込めずに魚の方が食べるのを諦めてしまいます。

 

ぶっこみ釣り

 海底狙いになるので、カワハギ・ウマヅラは対象外です。安くてオーソドックスな餌はアオムシ(アオイソメ)です。オキアミでも食いつきますが、生き餌であるアオムシの方が圧倒的に食いつきがいいです。

 明石海峡周辺でこの釣り方をするときは、根掛かりを避けるため重りは20号以上で少なくとも20mは遠投しましょう

 また、流れが早くて、底に付けた重りが転がっていると感じたらすぐに回収が必要です。堤防近辺の底に投げ込むと高確率で根がかりします。私は冬場にどうしても大物を釣り上げたいときだけぶっこみ釣りをやりますが、1日に最低でも1回は根がかりで悪戦苦闘します。