初めに
本日は長潮です。
一般的に、このような満潮・干潮の差が少なく、潮が動かない日は釣り人に避けられる傾向があります。
しかし、元々潮流の激しい明石海峡に限っての話かもしれませんが、筆者の経験上、太刀魚が爆釣するのは決まって潮が止まっている日が多いです。
実際、前回の実釣記録を書いた9月に太刀魚が爆釣したときも小潮でした。
太刀魚のベストシーズンである10月で、どこまで釣れたのか、今回の記事では釣行後のお勧めの太刀魚のさばき方も含めて実釣記録を紹介します。
釣りの準備
天気と潮
- 日付・・・2022年10月中旬(深夜)
- 場所・・・明石市沿岸
- 天気・・・晴
- 風・・・1~3m/s
- 気温・・・最高:20℃、最低:13℃
- 水温・・・23~24℃
- 潮・・・長潮
タックルと仕掛け
- 釣法・・・太刀魚テンヤ
- 竿/ロッド・・・メジャークラフト SOLPARA SPX-96
- リール・・・ダイワ 22カルディアSW5000D-CXH
- 道糸/ライン・・・PE2号
- リーダー・・・ダイヤフィッシング BOSMENT(フロロカーボン5号)
使用したエサまたはルアー
ここ最近も週一で太刀魚を狙っていますが、使用する餌は以下のものを買うことが多くなってきました。
他の無加工の商品に比べると1.5倍くらいの値段がしますが、パッケージに記載の通りハード加工で、餌持ちは1.5倍以上に感じます。
また、無加工のものに比べて食いつきが悪いわけでもないです。
通常のキビナゴだと、一晩テンヤをやるときに一パックだと若干不安ですが、このハード加工のものだと、一パックで十分に余ります。
次に、今回使用するテンヤですが、筆者のよく行く釣具店でたまたま見つけた、少し変わったテンヤを使ってみます。
フジワラという釣具メーカーから提供されていて、キビナゴを固定するためにテンヤに準備されている針が、縦ではなく横になっています。要は、キビナゴを串刺しして固定します。
別の記事で、太刀魚テンヤの比較検証をするため、今回はこのフジワラのテンヤで一晩試してみました。
準備
今回は特別な準備はしていません。
本日は、筆者のテニス仲間で、最近釣りを始めた友人(通称「オリーブ」)と一緒に釣り場に来ています。
実は、彼との実釣は今回が2回目なのですが、前回はボウズだったので、何とか今回は1匹は持ち帰ってもらいたいところです。
実釣記録
釣り開始 ・・・21:00
本日は平日の夜のため、筆者のホームグラウンドは通常であれば深夜は釣り座が取れることがほとんどです。
幸い、堤防の東端に釣り座を確保することができました。
余談ですが、最近ここの堤防に、近所の堤防では有名なマナーの悪いお爺さんがくることがあります。
本日は来ていないようで安心ですが、来た時には一人で、釣り竿4本、タモ網1本、これらを5m間隔で置いて、30mほどの釣り座を占領します。さらに、後から近づいてきた釣り座を探している人がいると、無差別に怒鳴りつけます。
釣りを趣味に持つ人は、一定の割合で、このような常識では考えられないような行動を取る人がいる。
ファーストヒット ・・・21:30
本日来る友人は、23時頃に到着予定です。
今年の太刀魚ですが、一晩で2回時合が来ることがないため、できれば到着したタイミングで時合が来てほしいところですが、本日は早めにヒットが来ました。
さらに、10分後にもすぐにヒットがありました。少し小ぶりですが、本日は少し早めに回遊が来ているようです。
筆者の友人到着 ・・・23:00
到着して、道具のセッティングを少し手伝って、2人でさっそく開始します。幸い、筆者にすぐにヒットがありました。3匹目。
4匹目。
5匹目。
なんで、くまさん(筆者)だけ掛かるんですか???
腕だな。
友人のロッド操作を見ていたのですが、普通に釣れそうな感じがします。たまたま運が悪いのか、彼にはなかなかヒットが来ません。
ほとんど同じ場所でやっているのにこれだけ差があるのは、何か筆者自身も気が付いていないようなノウハウが伝わっていないのかも。
その後、一度友人にもヒットがありましたが、残念ながらテンションが緩んだ瞬間にばらしてしまいました。
1時頃に友人は帰宅しましたが、その後単発で2匹ほどかかりました。
夜が明けたため、これにて終了です。太陽が昇る直前の明石海峡大橋がきれいだったので、一枚写真を撮っておきます。
実釣の感想
今回の太刀魚テンヤですが、太刀魚8匹でした。9月に比べると、何となくサイズダウンしているように感じます。
ここ最近の太刀魚ですが、共食いして尾がなくなっている個体が頻繁にかかっていましたが、本日はたまたま共食いされている太刀魚はいませんでした。
今回は、久しぶりにご近所さんにも配れる量を確保でき、なんとか満足できる釣果となりました。
太刀魚のさばき方
太刀魚は、一般的な魚を3枚におろすときと同じやり方でやると、背中とお腹にある小骨が残ったままになります。
この背中とお腹にある骨を最初に取り除くことが、太刀魚をさばく上で重要な下処理になります。
包丁で下の写真のように切り込みを入れます。これを表裏やります。
表裏の切込みをうまく入れられると、手で背中の骨を引っ張り出すことができます。
同じことを腹側の骨に対しても実施します。
最後に3枚におろすときのように、中骨から身を切り離します。
背中の骨、腹の骨、中骨、これらを分離した結果はこんな感じになります。
あとは、内臓の入っていた位置の周りに腹骨があるので、それらも取り除いていきます。
太刀魚の身は、弾力があって食べ応えがありますが、比較的淡白な味です。筆者のお勧めは脂を使った調理ですが、もちろん刺身で食べてもおいしいです。