初めに
釣り糸の結びは、初心者と上級者で特に差が付く技術です。釣具屋には便利な仕掛けセットも売っていますが、そのうち結ぶことが必要な場面が出てきます。結びには、金属と糸を結ぶ場合、針と糸を結ぶ場合、糸と糸を結ぶ場合がありますが、それぞれに適した結び方があります。
結びにはいろいろな種類がありますが、私は、金属と糸はダブルクリンチノット、針と糸は外掛け結び、糸と糸はFGノットしか使いません。それ以外の結びは今のところ必要な場面がなかったので覚えていないのですが、ここでは私の覚えている3種類の結びについて紹介したいと思います。
金属と糸を結ぶ(ダブルクリンチノット)
穴のある金属にハリスを結合するときなどに使います。最初に糸を穴に1回だけ通せばクリンチノット、2回通せばダブルクリンチノットになります。
1.金属の穴に糸を通します。
2.もう一度通します。
3.糸の端を5回程度くくりつけます。
4.金属の手前にできた隙間に糸を通します。
5.4の作業で右手側にできた隙間に糸を通します
6.両端の糸を引っ張ります。
7.少し結び目を濡らし強く引いて完成です。
針と糸を結ぶ(外掛け結び)
管なしの針に対して糸を結ぶときに使う結び方です。ただ、私は結び初めに糸を固定しやすいので好んで管ありの針を使っています。管があればクリンチノットでもいいのですが、外掛け結びのほうが針と糸がまっすぐになりやすいです。
1.針と糸を重ねます。写真左側に糸の先端があります。
2.左手の親指の中で直径2㎝ほどの輪っかを作ります。
3.針に糸を5,6回巻き付けます。このとき、巻きつけた糸どうしが重ならないようにします。
4.糸の先端を2で作った輪っかの中に下から通します。
5.左右から糸を引っ張ります。写真では少し失敗していますが、ここで巻き付けた糸がきれいなラセン状になっていると強度が上がります。
6.糸の先端を5㎜ほど残して切ります。
糸と糸を結ぶ(FGノット)
写真は、下がPEライン2号、上がフロロカーボンのリーダ5号、これらをFGノットで結束した完成状態です。FGノットはYouTubeなどで様々な方が結び方を紹介していますので、ここでは手順を省略したいと思います。FGノットは、結束強度が強いことはもちろんですが、それぞれの糸の切れ端がリール側を向いているため、餌やルアーを投げた時にガイドに結び目が引っかかりにくいことも大きなメリットと感じています。
もし、後日作ったFGノットが何かのタイミングで切れてFGノットをやり直す機会があったら写真をアップロードしたいと思います。