くまの100均フィッシング

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初心者向けの釣りの技術情報、100均アイテムを使った工夫などを紹介をします。

【釣り初心者向け】竿(ロッド)の選び方

初めに

 

 釣りと言えばまずは釣り竿を選ぶ必要があります。釣具屋に行くと、何百本の釣り竿が陳列されており、初心者だと何が違うのか全く分かりません。

 よく見ると、長さや軸の太さ、色や細かいデザイン、ガイドと呼ばれる糸を通す穴の数も違うことに気が付きます。商品を取り出すと、素材(カーボンやグラス)や硬さが違うことが商品ラベルに記載されています。また、収納方法は、太い軸の中に細い軸をしまい込む振出式と呼ばれるものと、竿の途中で2分割または3分割できる並継式と呼ばれるものがあります。

 それぞれの竿が、どういう釣りで使うものか、どのような基準で選んだらいいか、初心者が最初に選ぶ1本は何か、私なりの考え方も入れながら紹介します。なお、この記事ではオフショア(船釣り)用の竿は私自身があまり詳しくないため対象外とします。

 

竿の種類

 竿は、餌釣り用のものと、ルアーフィッシング用のものに大きく分けることができます。餌釣り用は、堤防釣り・磯釣り・遠投用・穴釣り用、ルアーフィッシング用は、ショアジギング・ライトショアジギング・バスフィッシング・エギング・アジング、などに分類されています。

 それぞれの竿は、釣り場や狙う魚にとって最も扱いやすいものがわかるように表現されていますが、堤防用は遠投できないとか、エギングロッドがイカしか釣れないわけではありません。私はエギングロッドでサビキ釣りをしたこともあるし、堤防用の竿でルアーをタダ巻きしたこともあります。ただ、ある程度慣れると、なぜそれが特定の目的で使いやすいのかわかるようになってきます。
 竿にはいろいろな違いがありますが、使いやすさで最も気にしなければならないのが「長さ」と「硬さ」です。この2要素が、使いやすい釣り場と釣りやすい魚種を決定します。

 各種の竿が、それぞれどのような長さと硬さで提供されているのかを表したのが下の表になります。餌釣り用の竿は「長さ(cm)」と「硬さ(号)」で表現されることが多く、ルアーフィッシング用のロッドは「長さ(ftフィート)」と「硬さ(L~H)」で表現されることが多いです。1フィートは約30㎝なので、下の表では長さはすべてメートル(m)で統一しています。硬さは統一していませんが、感覚としては竿の一番硬い5号がロッドのML程度な感じです。

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竿を選ぶ基準

長さ

 餌釣りの場合、岩場など足場が悪い釣り場では4m以上の長さの磯竿を選択します。足場の悪い釣り場で短い竿を使うと、魚の引き寄せが困難なためです。

 しかし、磯で釣りをするようになるのは、かなりの上級者になってからです。堤防など足場の良い釣り場では、4m以下の長さを選びましょう。女性は4mでもかなり長く取り回しづらいので、3m前後のものがお勧めです。

 ルアーフィッシングの場合、一番長いものでも11ft(3.3m)程度なので、買ったロッドを使ってみたら長すぎた、というケースはあまりないと思います。逆に短いものは遠投性能が落ちてしまいますので、ショアジギングであれば9ft以上を選びましょう。

 

硬さ

 硬いものは大きい魚が掛かったときに力負けしにくく、柔らかいものは抵抗する魚の力を吸収しやすくバラしにくい特徴があります。また、柔らかいものは、魚が掛かったことに気が付きやすいと言われます。

 餌釣りの場合、中間的な硬さであればほとんどの釣り方に対応できます。個人的なイメージですが、上手な人ほど柔らかい竿を使っているような気がします。

 ルアーフィッシングの場合、投げるルアーが重いほど硬いロッドが必要です。逆に軽いルアーを硬いロッドで投げると距離が出ません。10g前後のルアーであればLかML、20g~80gであればMかMH、それ以上の重さはHが投げやすいです。

 

素材と重量

 素材は主にカーボンとグラスファイバーでできています。含有率によって価格と重量が違います。カーボンの方が同じ強度でも軽い傾向がありますが、価格は高くなります。

 私も竿を選ぶときに含有率をチェックすることはありますが、それよりも手に持ったときにほどよい重さで手になじむかどうか感覚を重視するので、あまり素材を気にして買うことはないです。

 

振出か並継か

 比較的長いものが多い餌釣り用の竿は振出が多く、3m以下のものが多いルアーフィッシング用ロッドは並継が多いです。どちらでも収納に困るようなことはないと思うので、それ以外の要素で竿選びをしたらいいです。

 

その他の注意点

ガイド

 道糸を通すため穴です。4個から多いもので8個くらいついているものもあります。個数以外に穴のサイズにも違いがあります。投げ竿はガイドに道糸が通過する際の引っ掛かりを減らすため大きめの穴になっています。

 ルアーフィッシング用ロッドは、コントロール性をよくするために小さめの穴になっています。私は、餌釣りでウキ止めゴムがガイドに引っかかるのが気になるので、大きめの穴の竿を好んで選んでいます。

 

竿尻からリールの距離

 今回の記事で、私が特に書いておきたかったのはこれです。というのも、私も今まで様々なインターネットの情報を調べてきましたが、竿を選ぶ基準の中に竿尻からリールまでの距離について書いている記事を見たことがないからです。

 餌釣りもルアーも、リール含めて500g以上の重さのものを手だけで持つと疲労します。そのため、エギングのように全体の重量が軽く片手で頻繁にロッド操作をする釣りでなければ、手でリールを挟みつつわきの下に竿尻を挟むことが多いです。

 ところが、比較的重い竿にもかかわらず、竿尻からリールまでの距離が短か過ぎて脇に挟みにくいものがかなりあります。どういう理由で短いのか私にはわかりませんが、今まで買った竿でその長さが短くて使いやすかった竿はなかったです。竿を買うときは、実際に手でもってわきに挟んで固定できるかどうか確認しましょう。

 

最初に選ぶ1本の竿

 一般的に、餌釣り用の竿をルアーフィッシングに使うのは難しいが、ルアーフィッシング用ロッドを餌釣りで使うことはできると言われます。そのため、エサもルアーもやりたいけど1本に絞りたいのであれば、ルアーフィッシング用ロッドを買うことになります。

 しかし、とにかく釣りがしたい、いっぱい魚を釣りたい、という人には、私は最初の1本として3.5m前後(女性は3m前後)の3号堤防竿か投げ竿をお勧めします。3号の堤防竿は、柔らかすぎてルアーフィッシングをやるのは無理があります。しかし、餌釣りで使う仕掛けは複雑で重くなることから、ルアーフィッシング用ロッドを餌釣りで使うとかなり投げにくいです。

 餌釣りから始めることの多い初心者が、初めから目的の釣法に合った竿で快適に釣りをするためにも、それに合わせた竿を買いましょう。
 自分は餌釣りはしない、ルアーしか投げない、という方は、最初からルアーフィッシング用ロッドを選ぶことになります。ロッドの中で1本を選ぶのであれば、長さ硬さともに中間的な位置づけにあるバスフィッシングロッドが汎用性が高くお勧めです。