初めに
釣り道具っていっぱいあって難しい
絶対必要な道具、あったほうがいい道具、なくてもいい道具は?
こんな釣り初心者の悩みにお答えします。
釣りは何が楽しいか?と聞かれた時、ウキが沈んだ時の快感、釣り上げた魚の食味、なんかを挙げるのが普通だと思います。私はここにもう一つ、大小さまざまな道具を組み合わせて自分なりのタックルを組み上げること、を挙げたいです。
私はそんなに買い物が好きな方ではないですが、釣具屋には目的の商品も決めずに行くことがよくあります。そこで目にした道具や細かいパーツから「こんなことをしたら釣れるんじゃないか?」と、釣りの教科書に載っていない組み合わせを想像しています。釣りはある意味、素材を組み合わせて創造的なものを構築するシステムインテグレーションのような楽しさがあります。
今回の記事では、私の買い集めた大小の道具を参考に、「必要度」「投資効果(予算を掛けるべきか)」を5段階の独断と偏見で評価したいと思います。必要度5★★★★★=なかったら釣りができない、必要度3★★★=あったほうがよい、必要度1★=なくても困らない、こんな感じで読んでください。釣りの道具は、横軸を価格、縦軸を性能にしてグラフにすると、車や家電以上に低価格帯で一気に性能が上がるものが多いです。その中でも、予算を掛けるほど良いと実感できるものを5★★★★★、なるべく安いものを探したほうがいいものを1★、このような感じで評価したいと思います。
記事の最後には、私があえて持っていない道具と、なぜそれらの道具を持たないのかを紹介します。
私の持っている道具<タックル編>
竿(ロッド)
必要度★★★★★ 投資効果★★☆☆☆
釣りといえばまず最初に思い浮かぶのは釣り竿だと思います。釣具屋に行くと3000円以下の釣具屋オリジナルブランドの竿から、50000円以上するダイワ・シマノの高級品まで並んでいます。高価なものは釣れやすくなるというよりも、専門性が高くなると考えてください。値段の高い安いは、使いやすさや耐久性にあまり関係がないです。
なお、2021年現在百均で売っている竿ははっきり言って使えません。すぐにガイドが錆びてしまいます。ただ、百均の進化は速いので、今後の改良に注目です。
リール
必要度★★★★★ 投資効果★★★☆☆
カゴ売りと言われる道糸付きで売られている極端に安いリールはすぐに壊れますが、1万円程度のものであれば、素人ではそれ以上の高級品と区別がつかないと思います。リールは、ダイワ・シマノの最大手2社がしのぎを削って毎年改良を重ねています。
私は、初めて釣具店の店員さんにお勧めされたリールがたまたまダイワだったため、ダイワのリール中心で使っています。リールも100均で売っていますが、まだお勧めできるレベルではないです。
釣りを始めるにあたって、竿とリールどちらかに予算を掛けるとしたらリールに掛けるのがお勧めです。
道糸(ライン)
必要度★★★★★ 投資効果★★★★☆
リールに巻く糸にです。素材はナイロンまたはPEのどちらかですが、餌釣りではナイロンまたはPE、ルアーフィッシングではPEを使うのが普通です。リールに巻く道糸の長さは、リールの軸のサイズと溝の深さ、及び道糸の太さで決まります。短くて100m、長くて300mくらいです。餌釣りであれば150mもあれば十分、青物狙いのルアーフィッシングであれば200mは欲しいです。
ナイロンは特に価格の違いによる劣化速度が顕著に違います。それほど高価な道具ではないので、他のものに比べると予算をかけるのがお勧めです。
ハリス(リーダー)
必要度★★★★★ 投資効果★★★★☆
道糸の先につけ、針またはルアーにつなげる糸です。道糸に直接針やルアーを付けて釣ることもできないことはないですが、道糸は針や魚の近くに持っていくには欠点があります。その欠点を補うためにハリスやリーダーがあります。
素材は餌釣りもルアーフィッシングもフロロカーボンを使うことが多いですが、ルアーフィッシングのリーダーにはナイロンを使う場合もあります。写真の上段2種類はリーダー、下段2種類はハリスとして売られているものですが、素材が同じであればハリスもリーダーも変わりありません。
針(フック)
必要度★★★★★ 投資効果★★★★★
一番魚の近くにある道具で、高価なものを買うというよりも、釣りをする場面に合わせて様々な種類を準備したほうがいい道具です。大まかには、小型の針は掛かりやすいがバレやすい、大型の針は掛かりにくいがバレにくい、と思ってください。
餌釣りは写真下にある一本針を使うのが普通ですが、私はフック率を上げるため写真右上にあるルアー用の10号以下のトレブルフックに餌を付けて太刀魚や大鯖を狙うこともあります。左上の針はルアー用のアシストフックで、ルアーのリングに引っ掛けるためのヒモが付いていることが多いです。
アシストフックは、比較的単純な構造のわりに結構いい値段します。自作したものを別の記事にまとめてみましたので、そちらも参考にしてみてください。
ウキ
必要度★★★★☆ 投資効果★★☆☆☆
ウキを使った餌釣りで使用します。300円から1500円くらいするものまでありますが、視認性や遠投性能が若干違うくらいで安い物を使っても大丈夫です。
サビキ専用の激安ウキを除いて、大概のウキにはケミカルライトを刺すための穴があって、夜釣りでも使用できます。ケミカルライトの輝度はいまいちなので、通常夜釣りでは写真右にある電気ウキを使用します。
ウキ止め
必要度★★★★☆ 投資効果★☆☆☆☆
ウキが浮く水面から餌のある仕掛けまでの距離を調整するための道具で、ウキ釣りで使用します。写真にあるゴムタイプのウキ止め以外に、糸タイプの物もありますが、私は糸タイプの物は使ったことがありません。
ゴムタイプは、竿のガイドやリールのベールで引っかかる欠点がありますが、糸タイプはその欠点がない(らしい)です。なお、初心者が最初につまづくのがこのウキ止めゴムの付け方です。別のウキ釣り仕掛けの作り方をまとめた記事でセッティングの仕方をまとめていますので、そちらも参考にしてみてください。。
しもり玉
必要度★★★☆☆ 投資効果★☆☆☆☆
ウキとウキ止めの間に入れることで、ウキがウキ止めをすり抜けるのを防止します。市販されているしもり玉は、小さい物でも5号くらいまでの道糸までは通すことができますので、好みの大きさと色を選んでください。飲ませ釣りのエレベーター仕掛けでも使用することがあります。
からまん棒
必要度★★★★☆ 投資効果★☆☆☆☆
からまん棒というのは実は商品名です。が、釣りの世界でこれが一般名のように通用します。ウキと仕掛けの間に一定の距離を取って、糸がらみを防止するための道具です。ウキ止めゴムでも代用できそうですが、ウキ止めゴムと違ってからまん棒は取り外して付け直しができます。
写真上の緑のものは分解した状態、写真下のピンクのものは組み立てた状態です。
重り
必要度★★★★☆ 投資効果★☆☆☆☆
餌釣り全般で使用します。仕掛けを沈めたり、ウキを浮かせるために使用します。大きく分けて、真ん中に穴の開いた中通しタイプと吊るすタイプがあります。形によって根がかりがしやすかったりしにくかったりがあると言われていますが、あまり違いを感じたことはないです。
重りは100均でも売っていますが、なぜかこの道具は単純な構造にも拘らず釣具屋のほうが単価が安いので、数をそろえたいときは釣具店で購入しましょう。
なお、もっと微妙な重量調整をするための道具として「ガン玉」や「ジンタン」があります。これらは、パックマンのような形状をしていて、ハリスの途中の好きなところにプライヤーで挟み込むように装着します。フカセ釣りなど、餌をできるだけ水中で漂わせる演出をしたい釣法で使います。
サルカン、スナップ、スナップ付きサルカン
必要度★★★★☆ 投資効果★☆☆☆☆
道糸とハリスの接続、ハリスとルアーの接続、その他様々な部品をつなげるために使用します。写真左のサルカンは、接続した先が潮流や風の影響で回転した場合に、そのよじれを回避する仕組みを持っています。サルカンは別名スイベルと呼ばれる場合もあります。
写真中央のスナップは、一度接続した後も糸を切らずに容易に外すことができます。写真右のスナップ付きサルカンは、サルカンとスナップ両方の機能を持っています。
リング
必要度★★☆☆☆ 投資効果★☆☆☆☆
ルアーフィッシングで、ルアーとフックまたはルアーとブレードの接続部に使用します。接続の際には、リングの口を開けるためにプライヤーという道具を使います。
カゴ
必要度★★☆☆☆ 投資効果★☆☆☆☆
ウキ釣りの中の、サビキ釣りとカゴ釣りで使用します。私は写真のような天秤付きのカゴを使用しています。天秤があると、遠投した場合の糸絡みのリスクを減らすことができます。
カゴはいろいろな種類があって目移りしますが、私なりに考える選定基準を別の記事でまとめていますので、参考にしてみてください。
ワイヤー
必要度★★☆☆☆ 投資効果★☆☆☆☆
針の直前に付けて、太刀魚などの鋭い歯を持つ魚にハリスを切られるのを防ぎます。私は、太刀魚の餌釣りで、フロロカーボンの5号の太さのものでも切られた経験があります。ワイヤーを付ければ切られることはありませんが、見切られる可能性も高くなってヒット率が下がります。
仕掛けセット
必要度★★★☆☆ 投資効果★★☆☆☆
今まで紹介した道具の中で、道糸よりも下に付ける道具一式を「仕掛け」と言います。この仕掛け全体、または一部がセットになっているのが仕掛けセットです。特に結びに慣れていないうちはこの仕掛けセットを使うのが確実です。また、慣れてからでもサビキ仕掛けは普通の素人では作れませんので買いましょう。
サビキ仕掛けは色やサイズが様々ありますが、私は針の数が3個で4~6号の物を使うことが多いです。針の数が多いと、糸絡みのリスクが高くなります。サビキの仕掛けは複雑なので、一度絡むと高い確率で捨てることになります。
ケミカルライト
必要度★★★☆☆ 投資効果★☆☆☆☆
夜釣りで、ウキに付けて視認性を上げたり、針の近くに付けて集魚効果を出すために使います。サイズは25,37,50,75mmの4種類があります。ウキに付ける場合は、サイズが決まっています。
100均で売っているものが最もコストパフォーマンスがいいです。以前はダイソーでしか売っていませんでしたが、2022年3月以降セリアでも販売されるようになりました。
ルアー
必要度★★★★☆ 投資効果★★☆☆☆
ルアーフィッシングで使う疑似餌です。写真は上から順に、メタルジグ、バイブレーション、ミノー、ソフトルアー、餌木になります。
釣具屋には様々なルアーが並んでいるため目移りしてしまいますが、価格と釣果はあまり関係がないと言われています。私の釣りの師匠であるマンボー師匠は、
ルアーは魚ではなく人を釣る道具
とおっしゃっていました。でも、ボウズだった帰り道に釣具屋に寄ると、ついつい新しいルアーを買いたくなってしまいます。やっぱり釣られてますね。
ルアーフィッシングの基本的なやり方は別の記事でまとめましたので、そちらも参考にしてみてください。
私の持っている道具<小道具編>
ハサミ
必要度★★★★★ 投資効果★★☆☆☆
糸を切るときに使用します。PEラインは普通のハサミでは切りにくいので、専用のラインカッターを使うこともあります。
ただ、私は、糸を切る、魚の血抜きをする、魚の調理の下処理をする、すべてキッチンバサミ1本でやっています。PEラインもキッチンバサミで切ってしまいます。多少切りにくいですが、今まで困ったことはないです。ハサミはないと困る場面が多いので、予備でもう1本持っておいたほうがいいです。
フィッシング用プライヤー
必要度★★★☆☆ 投資効果★☆☆☆☆
魚の口から針を外す、リングを開く、PEラインをカットする、など多用途で使う道具です。特に、大型の魚やを歯の鋭い魚を釣り上げた時には、これがないと針を外すことが難しい場合があります。100均でも売っていますが、私は買ったことがないので耐久性や防錆性能は不明です。
針外し
必要度★☆☆☆☆ 投資効果★☆☆☆☆
魚に飲まれた針を取り外すための道具です。様々な形のものが売られていますが、1000円以下の物はいずれも似たり寄ったりで使いづらいです。小魚の場合、よっぽどのどの奥まで針を飲まれなければ、慣れで簡単に手で外せるようになります。
フィッシュグリップ
必要度★★★★☆ 投資効果★☆☆☆☆
釣り上げた魚を持ち上げて移動するときに使います。写真右のフィッシュグリップは魚の体全体をつかむタイプで、小型から中型の魚に利用できます。
写真左のフィッシュグリップは、魚の下側の口にはさむタイプで、中型から大型の魚に使います。魚のヒレやウロコは鋭いものが多く、中には毒を持っているものもいます。
これらの道具を使わずに、指を直接魚の口に入れて持ち上げる方もいますが、けが防止のため、できるだけ魚を持ち上げるときは面倒でもこれらの道具を使うようにしましょう。
千枚通し
必要度★☆☆☆☆ 投資効果★☆☆☆☆
脳締めなどで使います。釣った魚は暴れるので、血抜きの前に脳を破壊すると動きを止めることができます。私は千枚通しを使ってやることがありますが、脳の周りは固い表皮で覆われているため、千枚通しでもなかなかうまく脳締めができないことが多いです。そのため、最近は脳締めはほとんどやらずに、いきなりキッチンバサミで大動脈を切って血抜きから始めることが多いです。
水汲みバケツ
必要度★★★★☆ 投資効果★☆☆☆☆
海水をくみ上げるのに使います。餌釣りではほぼ必須の道具で、汲み上げた海水を使って、撒き餌を作る、釣った魚を生かす、魚の血抜きをする、手を洗う、など様々な用途で利用します。
なお、バケツを買う時の注意点ですが、欲張って大きすぎる物を買わないほうがいいです。大きすぎると入る海水が多すぎて、特に女性の力では海中に沈んだバケツが陸に上げられないくらい重くなることがあります。
タモ網
必要度★★★★☆ 投資効果★★★☆☆
竿だけでは岸や堤防に引き上げられないような大型の魚が掛かった場合に使います。フィッシュイーターを狙うショアジギングでは必須の道具です。
写真のように、タモ網は柄の部分と網の部分で分かれており、別々に購入します。柄は4~6mのものがありますが、高い堤防でも対応するためにはできるだけ長い物が必要です。ただし、長いものはその分取り回しが大変です。網は口の大きさと形が違いますが、できるだけ大きいほうがタモ入れのミスを減らすことができます。
タモの柄を自作するのは大変ですが、網部分は頑張れば自作できます。こちらの記事で、実際に私が作っていますので参考にしてみてください。
撒き餌の尺
必要度★★☆☆☆ 投資効果★☆☆☆☆
撒き餌を遠方に投げるための道具で、フカセ釣りで使用します。100均の釣具コーナーにもあり、さらに100均の調理器具でも代用できます。
クーラーボックス
必要度★★★★☆ 投資効果★☆☆☆☆
釣った魚を持ち帰るのに使います。釣りを開始する前に、この中に板氷と海水を入れて準備します。20㎝以下の魚であれば、準備した冷海水に釣った直後に放り込めば、氷締めになります。
写真は2000円程度の発泡スチロール製のクーラーボックスですが、釣具屋には5万円前後する真空断熱パネルで作られた高級クーラーボックスもあります。当然保冷性能は高いのですが、私は真夏の釣りでも発泡スチロール製で困ったことはありません。板氷は密閉さえしていれば半日程度は氷の状態を保てるので、帰るまでに氷が全部溶けてしまうこともないです。
なお、氷締めなど、釣った直後の魚の処理方法については、別途記事をまとめたいと思います。
ヘッドライト
必要度★★★☆☆ 投資効果★★★☆☆
夜釣りをする場合には必須の道具です。夜釣りで主に手元や足元を確認するときに使います。
海面の状況を確認するときにライトを照らしたくなりますが、釣り人のマナーとして原則海面は照らさないことが暗黙のルールとなっています。光を当てると魚が逃げてしまう場合があるからです。とはいっても、魚が掛かったときなどは海面を照らしたくなる場合もあります。一時的に照らす分にはそれほど文句を言われることもないです。その他、ライトは人に向けて照らすことがないように注意しましょう。
ライトの話以外にも、釣りをする上で知っておきたいマナーを別の記事でまとめていますので、そちらも参考にしてみてください。
手袋
必要度★★☆☆☆ 投資効果★☆☆☆☆
いろいろな用途で使えますが、私は魚を締めるときに左手で暴れるのを止めるとき、また飲ませ釣りのアジを針に掛けるときに直接人間の体温が伝わらないようにするときに利用します。100均の工具コーナーにあるゴム製のものがお勧めです。
エアレーション(ぶくぶく)
必要度★★☆☆☆ 投資効果★☆☆☆☆
飲ませ釣りの前に餌となる小魚を釣って一時的に生かしておくときに使います。
エアレーションがない場合は、ふたが付いている水汲みバケツを海中に沈めておく必要があります。しかし、小魚が釣れるたびに水汲みバケツを海中から引き上げるのは手間なので、エアレーションを使って陸地で生かしたほうが楽です。
釣り場で使うものは電池で動くものがほとんどだと思いますが、しばらく見ていないうちに電池切れを起こして気が付いたら釣った小魚が死んでしまうことがあります。電池切れしそうなときは、早めに電池交換をしましょう。ホームセンターで売っている安いもので大丈夫です。
オイル
必要度★★★☆☆ 投資効果★★☆☆☆
リールの可動部やPEラインに吹きかけることで、リールやラインのメンテナンスをするときに使います。特に、リールに使うオイルは、釣行後の水洗いが終わって乾かした後で毎回使ったほうがいいです。一般に売られているKURE5-56のような潤滑油でも問題なく代用できます。
電池
必要度★★★☆☆ 投資効果★★☆☆☆
エアレーション、電気ウキ、ヘッドライト、ランプ、懐中電灯などに使います。ヘッドライトについては、私はUSB充電式のものと、普通の電池式のものを両方持っています。USB充電式ヘッドライトは電池交換がないため経済的ですが、電力がなくなったときに全く使えなくなってしまうため、電池式のものを予備で持っておくと安心です。
ビニールテープ
必要度★☆☆☆☆ 投資効果★☆☆☆☆
釣場で発生した道具のトラブルの一時的な補修などで使います。補修だけでなく、ゴミ袋が風で飛ばないように括り付けておきたい場合など、思いがけない場面でこれがあって助かることがあります。
タオル
必要度★★★☆☆ 投資効果★☆☆☆☆
雨上がりで堤防の柵を吹いたり、魚の下処理の後で海水で洗った手を拭いたりするときに使います。片づけで竿を拭いたり、他にもいろいろな場面で使う機会があります。
新聞紙
必要度★★☆☆☆ 投資効果★☆☆☆☆
釣った魚を締めたり、内臓などの下処理をしたいときの作業台として使います。もちろん、まな板などでも同じことできますが、血や内臓などのゴミがでるため、まとめて捨てることのできる新聞紙のほうが便利です。
大型のケース
必要度★★☆☆☆ 投資効果★☆☆☆☆
撒き餌を作って入れておいたり、小物を一時的に収納しておくときに使います。私は写真のケースと同じサイズのものを釣り場に2個持っていき、いろいろな用途で使用しています。
竿受け
必要度★★☆☆☆ 投資効果★★☆☆☆
堤防の柵に括り付けて、竿を一時的に立て掛けるときに使います。堤防の柵にはところどころくぼみがあるところが多いので、竿受けがなくても立て掛けにそれほど困ることはないです。竿が傷付くのが気になる人は買いましょう。
小型収納ボックス
必要度★★★★☆ 投資効果★★☆☆☆
ルアー、重り、針、サルカンなどの小物を整理して収納するものです。100均やホームセンターで頻繁に探しに行きますが、意外と自分のイメージ通りの収納ボックスはないものです。 高価なものを買う必要はないですが、すぐに壊れてしまったりふたが開いてしまうようなものだと、中の小物が散乱してしまうため、ある程度丈夫なものを選ぶのがお勧めです。
ロッドケース
必要度★★★☆☆ 投資効果★★☆☆☆
竿やタモ網の柄を収納するときに使います。ハードタイプとソフトタイプがあります。ハードタイプは、値段が高く、収納できる本数が少ないですが、丈夫にできています。ソフトタイプは、その逆の特徴を持っています。
写真のロッドケースはAmazonで買ったものですが、リールを付けたままの竿でも2本収納できます。リールを外した状態であれば、入れようと思えば10本くらい入ります。お気に入りの道具の一つです。
ロッドベルト(髪留め用ゴム)
必要度★★☆☆☆ 投資効果★☆☆☆☆
主にルアー用のロッドで、並継ぎタイプの竿を重ねて収納するときに使います。専用のものも売っていますが、写真のような髪止めゴムは手ごろな大きさで使いやすいです。
鈴
必要度★☆☆☆☆ 投資効果★☆☆☆☆
青物の飲ませ釣りやカレイのぶっこみ釣りなど待ちの釣りをするとき、当たりを音で知らせて気が付きやすいようにするときに使います。私も飲ませ釣りで使ったことがありますが、キャストしたとき鈴ごと飛んで行ってしまうことが何回かあって、それ以来あまり使っていません。
スプーン
必要度★☆☆☆☆ 投資効果★☆☆☆☆
サビキ釣りやカゴ釣りで、撒き餌をカゴに入れるときに使います。釣具屋に専用のスプーンも売っており、使いやすさはそちらのほうが良いと思います。100均の調理用具コーナーにあるもので代用できます。
尻手ベルト
必要度★★☆☆☆ 投資効果★☆☆☆☆
竿の最後部に近い部分に装着して、後述するロッドホルダーを使って陸上にある何らかの重量のある荷物に固定することで、竿が海に引きずり落とされるのを防止します。
青物の飲ませ釣りやカレイのぶっこみ釣りなど待ちの釣りをするとき、思いがけない大物が掛かると、魚が竿ごと海に持って行ってしまいます。そのため、陸上にあるものに固定しておきます。
【2022/3/29追記】
この尻手ベルトですが、釣具店にあるブランド物は1000円弱するため、以前から複雑な道具でもないのに高いなと不満でした。
しかし、2022年3月以降、ついに100均のセリアから新商品として出てきました。今から購入する場合、ブランド名を気にしないのであれば機能面では100均商品で全く問題ありませんので、そちらを購入しましょう。
ロッドホルダー
必要度★★☆☆☆ 投資効果★☆☆☆☆
尻手ベルトと陸上にある重量物をつなげることで、竿が海に落ちるのを防ぎます。陸上にある重量物は何でもいいですが、どこにもつなげる便利なものがない堤防では、水汲みバケツに水を入れてそこにつないでおきましょう。
メジャー
必要度★★☆☆☆ 投資効果★☆☆☆☆
釣り上げた魚の大きさをはかるときに使います。釣り専用の魚の大きさを測るメジャーも釣具屋に行けば売っています。収納に便利なため、私は通常のメジャーを使っています。
キャリーカート
必要度★★★☆☆ 投資効果★★☆☆☆
駐車場から釣り場まで釣具を運搬するときに使います。キャンプ用品として大量の荷物運搬用に売っているキャリーカートのほうが高価ですが便利です。写真のようなキャリーカートはしっかり括り付ければかなりの量の荷物を運ぶことができますが、段差など注意して運ばないと倒れて荷物が散乱することになります。
ライフジャケット
必要度★★★☆☆ 投資効果★★☆☆☆
船釣りや沖堤防で使います。陸の堤防でも、柵がないところは使った方が安全です。桜マークありのものとなしのものがあり、価格が一桁違います。私は桜マークなししか持っていませんが、2021年現在桜マークなしのもので乗船しても特に問題ありません。
雨がっぱ
必要度★★☆☆☆ 投資効果★☆☆☆☆
雨天の時に使います。雨天の時は魚が警戒心が薄れて釣りやすいという人もいます。ただ、人間の方が体力がなくなってしまうので、雨天であえて釣りに行くのはお勧めしません。微妙な天気の時にあると重宝します。
なお、私が持っている写真のものは、雨がっぱとして売っているものではなく、「ヤッケ」という工作作業で羽織るもののようです。安かったので、雨がっぱや風よけとして使うために買いました。
私の持っていない道具<番外編>
タックルボックス
釣りに必要な様々な道具を収納したり、竿を一時的に立てておくなどで使用します。ルアーフィッシングをするアングラーは持っていることが多いです。
私が持たない理由は、収納できる量が少ないためです。私は、ルアーフィッシングをするときには、釣れなかったときの保険で餌釣りの準備をすることが多いです。また、餌釣りを目的に釣りに出かける場合でも、万が一ナブラが目の前で発生した場合に備えてジギングの準備もしておきます。その結果、荷物がかなり多くなるため、釣具屋で売っているタックルボックスでは持っていきたいものが入りきりません。
以上の理由から、私はタックルボックスの代わりにホームセンターで買った大きめの工具箱とキャリーカートで釣り道具の持ち運びをしています。
バッカン
釣りの道具を収納して運んだり、釣り場で撒き餌を作って入れておくときに使います。普段は畳んでしまうことができます。サビキ釣りやカゴ釣りであったら便利であることはわかるのですが、このバッカン見た目に反して値段がかなり高いです。それほど難しいことをやる道具ではないので、私は100均に売っている大型のケースで代用しています。