くまの100均フィッシング

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100均を使ってお金を掛けずに大きな釣果

【季節ごとの釣り】堤防から釣れる魚とその場所

初めに

 

 堤防から釣れる魚はルアーや仕掛けを投げて届く範囲です。

 以前私はルアーの方が当然遠くまで届くだろうと思っていましたが、ある時その想定を覆すとんでもない餌釣り士を見たことがあります。その方は、6mもあろうかという磯竿に重量のありそうな巨大なカゴを付けて200m近く遠投していました。

 釣ることが目的というよりも、釣りは遠投競技だとでも言わんばかりで、鞭を振るうかのようなすさまじい音を立てて竿を振って仕掛けをはるか彼方へぶっとばしていました。

 ものすごく話がずれてしまいましたが、この記事ではどの季節にどの魚がどの水深にいるのかを図解しながら解説していきたいと思います。この記事を参考に、それぞれの季節で狙いたい魚の距離やタナを探ってみてください。

 なお、紹介する魚は、食べられるもの、私が釣ったことがあって覚えているものだけに絞っています。

 

季節ごとに釣れた魚

 それぞれの季節、明石海峡周辺で私が釣った経験のある食べた魚を紹介します。海を断面で見た時、堤防からの距離、タナ、時刻、それが一目でわかるように絵を作りました。魚のアイコンは、大中小、日中か夜間(オレンジ)か、がわかるようにしています。

 まだまだ少ないですが、新しい魚を釣ったらその都度更新していきたいと思いますので参考にしてください。

 

春に釣れた魚

 

 4月に入ると、冬場に釣りができなくて寂しい思いをしていた釣り人が少しずつ堤防に戻ってきます。しかし、水温が十分に上がるのは6月以降で、GWまではボウズの日が普通に続きます。

 まず、春の釣りで一番のおすすめは桜鯛と呼ばれる真鯛狙いです。堤防際ではなく、水深が落ち込んだ場所にいるため、遠投が必要になります。若干上級者向けになります。

 GWを過ぎたあたりから、10㎝前後の小アジの数釣りが楽しめるようになってきます。また、初夏あたりからブリ系がルアーに掛かるようになってきます。

 グレ狙いで、ウミタナゴが掛かったことが一度だけあります。ただ、おいしくなかったので、食べられる絵の中には入れていません。グレと同じような場所にいました。

 コブダイはベラの仲間です。よくユーチューバーが調理している動画をアップしているので一応入れておきました。ただ、YouTubeに上げるくらいなので、おいしいかどうかは微妙なところです。

 初夏にはヒラメがルアーにかかるようになってきますが、残念ながら私は明石海峡で釣り上げたことがないです。

 

夏に釣れた魚

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 気温が高くなり、日中よりも夜釣りの方が快適に釣りができるようになる夏は、夜釣り+朝まづめでちょっとしたキャンプ気分が楽しめます。

 夏はどんな魚でも釣れますが、強いて言えばルアーフィッシングを始めてみたい初心者の方がチャレンジしやすい時期と言えます。

 また、初めての夜釣りもお勧めです。日中の気温が高くなるため、快適に釣りができるだけでなく春に比べる夜の釣りものが格段に増えます。初夏からタチウオの数釣り、少し遅れて大サバが入れ食いの日も出てきます。

 私は基本的に根がかりが怖いぶっこみ釣りは冬場以外しないのですが、以前夜釣りで少し変わったことをやろうと思って、伊勢尼14号にアオムシを大量にぶら下げて20mくらい先に投げ込んだところ、アナゴが掛かったことがありました。ただ、自分の調理の腕が悪くて、うまくさばくことができなかったので、絵の中には登場させませんでした。

 

秋に釣れた魚

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 秋は釣りのベストシーズンです。どんな釣法でも比較的簡単に釣り上げることができます。イワシ、小アジ、小サバの数釣り、フカセ釣りやカゴ釣りによるグレ狙い、ルアーの青物など食べておいしい魚が釣れます。

 夏に続き夜釣りも好調で、一晩でタチウオと大サバがクーラーボックスに入りきらないくらい釣れる日もあります。11月後半から徐々に水温が下がって、早朝の釣り座争奪戦も落ち着いてきます。

 ハネは小型のスズキ(シーバス)です。タチウオのワインド釣法でたまたま2回ほど掛かったことがあります。一般的にシーバスは冬以外は釣れると言われていますが、明石海峡周辺の釣り場ではあまり釣れているのを見ません。たぶん青物の方が簡単です。

 絵の中に同じ魚が2カ所に登場しています。小アジ・小サバは岸近く、大中アジ・大中サバは若干岸から離れた位置で、日中よりも夜間の方が釣りやすいです。

 グレは岸近くから、50mくらい遠方、釣れるときはどこにでもいます。

 マダイは、岸近くのものは20㎝弱の通称「チャリコ」、岸から50m程度の海底にいるものは大人のマダイです。

 初心者のころサンバソウ(イシダイの子供)も釣って食べたことがあるのですが、身が固くおいしくなかったので絵には入れませんでした。

 アイゴは何度も釣ったことがある上、食べられることは知っているのですが、毒が怖いので食べていません。そのため絵からは外しました。

 ベラは微妙ですが、調理を頑張れば食べられるので入れておきました。

 

冬に釣れた魚

 

 水温が下がる12月になると急激に釣れる魚が減ってきます。

 年末まではグレとマダイがギリギリまで相手をしてくれますが、1月になると低水温に強い根魚しか釣れなくなってきます。

 さらに2月3月になると、瀬戸内海の岸近くではその根魚もいなくなってしまいます。海を上から覗くと、天気のいい日は海底まで澄んで見えることもあり、いかにもプランクトンなどの魚の餌がいなさそうです。

 上級者向けですが、2月後半になるとチヌ狙いのフカセ釣りができるようになってきます。瀬戸内海で、水温が11度くらいの低温でも1日中頑張れば1,2回はヒットします。

 3月に入ると、ベテラン釣り師の方々がメバル狙いで堤防に集まり始めます。ただ、メバルはいれば比較的簡単に釣れる魚で、初心者にもお勧めです。

 冬場唯一釣れる大物でおいしい魚「カレイ」を書きたいところですが、残念ながら私の未熟な腕ではまだ手が届かないため絵には載っていません。言うまでもないかもしれませんが、カレイは海底の主に砂地に生息します。