くまの100均フィッシング

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100均を使ってお金を掛けずに大きな釣果

【12月の釣り】脂が乗ったアナゴ狙い|冬の夜釣り意外なターゲット

初めに

 

 12月中旬に入り、先月までは夜釣りでも賑わっていた堤防から人影が減ってきました。

 水温は、釣りにとって適温の最低値と言われる15度に近づいてきて、大サバや太刀魚の姿も少なくなってきたようです。

 冬の夜は、最も釣りにとって厳しい時間帯ですが、その分釣り座は使いたい放題で、厳寒期でなければ意外に知られていないターゲットが簡単に釣れたりします。

 筆者は、先月の夜釣りでたまたま釣れたアナゴがきっかけで、ここ最近アナゴ釣りのことばかり考えています。

 堤防から釣れる生物は、魚の形をしたものと、それ以外のものがあります。魚の形をしたものはアジや青物、それ以外のものはタコやイカやアナゴです。

 筆者の主観ですが、「それ以外のもの」は「魚の形をしたもの」以上においしいものが多いです。アナゴが気になりだしたきっかけは、その旨さにあります。

 今回は、人の少なくなった12月の夜の堤防で、アナゴを終夜狙ってきましたので紹介します。

 

 

釣りの準備

天気と潮

  • 日付・・・2022年12月中旬(深夜)
  • 場所・・・明石市沿岸
  • 天気・・・曇りのち雨
  • 風・・・1~2m/s
  • 気温・・・最高:6℃、最低:4℃
  • 水温・・・16~17℃
  • 潮・・・小潮

 

タックルと仕掛け

【一本目】

  • 釣法・・・餌釣り(胴付き仕掛け)
  • 竿/ロッド・・・NISSIN PROSTAGE SPEED ISO α 遠投4号4.5m
  • リール・・・ダイワ 20レブロスLT5000D-CH
  • 道糸/ライン・・・PE2号+ナイロン4号(20m)
  • ハリス・・・ダイソー リーダー用ナイロンライン5号
  • 針・・・がまかつ 伊勢尼7号,10号

 

 

【二本目】

  • 釣法・・・餌釣り(胴付き仕掛け)
  • 竿/ロッド・・・ダイワ リバティークラブT20-360
  • リール・・・ダイワ 22カルディアSW5000D-CXH
  • 道糸/ライン・・・PE2号
  • ハリス・・・ダイソー リーダー用ナイロンライン5号
  • 針・・・がまかつ 伊勢尼7号,10号

 

 

使用したエサまたはルアー

 アナゴは比較的雑食で、生きた虫だけでなく、キビナゴなどの死に餌も食ってきます。

 だいぶ水温が下がって、餌取りも減ったことを期待して、今回は全魚種に大人気のアオイソメ(太)を3000円分用意しました。

 

準備

 先週の釣行で、ダイソーの新リーダーの試行をしたときにも同じようにアナゴ狙いをしました。

 そのときは、針一本にアオイソメを付けていたのですが、針に刺しきれない部分が餌取りに取られてしまうような気がしました。

 そこで、今回は孫針を付ける作戦です。

 下の写真のように、伊勢尼7号を先端、手前に伊勢尼10号を付けます。アオイソメの頭部分を先端に付け、自由に動くシッポ部分を手前の針に引っ掛けておきます。

 

 これで、もしかすると針掛かりがよくなるかもしれないと、期待を込めてみました。

 

 底に着ける重りは30号としました。根掛かりでロストする可能性もあるので、下の写真のような徳用品で個数を確保しておきました。

 

 

 

 胴付き仕掛けは待ちの釣りになります。しかも夜釣りなので、当たりに気が付きにくいです。そのため、下の写真のような鈴を準備します。

 

 これを、竿の先端に引っ掛けます。

 筆者は、キャストしたときに、この鈴が外れて頻繁に海のゴミにしてしまったことがあるので、写真のようにビニールテープで固定しておきます。

 

これ以外の工夫として、筆者はケミカルライトを竿の先端に付けて微妙な当たりを見つけやすくしている。夜釣りの待ちの釣りは、暗くて見づらいため、特に竿を複数出すときには、このような小道具で補助して当たりを見逃さないようにしよう!

 

 次に、これも待ちの釣り特有の準備ですが、想定外の大物が掛かった時に竿が海に持っていかれるのを防ぐために、フックで重量物に引っ掛けておきます。

 

 ちなみに、竿尻に付けている尻手ベルトは、100均釣具コーナーでも購入することができます。

 カラビナフック付きの落下防止ロープは、100均の携帯電話の部品コーナーに似たようなものはあるのですが、フックが小さかったり、ロープの強度が低かったり、意外と”これ”という商品がない気がします。

 ホームセンターの工具コーナーにもありますが、これは逆に大工向けのごっついものばかりです。

 結局、落下防止ロープは、釣具店で買いました。

 

 

 

実釣記録

釣り開始 ・・・23:00

 今回は竿を2本準備して、餌のアオイソメも大量に買ってきました。

 一本目の竿の準備ができて、さっそく投げ込んだ後、夕飯で買ってきたマックの海老カツバーガーで一休みしていたらいきなりヒットがありました。

 

 あまりサイズは大きくないですが、あっという間に一匹目が掛かって、本日は期待できるかもしれません。

 

・・・

 

 しかし、なかなか期待通りにはいきません。ヒットはあるのですが、上がってくるのは餌取りばかりです。

 チャリコ・・・海に返してあげました。

 

 一番厄介な餌取り、ウミケムシです。こいつは、触ると危険な上に、針を飲み込んでしまいます。夜釣りでよく掛かります。

 

サイズアップがヒット ・・・5:00

 夜明けが近づいています。アナゴは夜行性なので、日が昇ったら非常に釣りにくくなります。

 4.5mの磯竿が突然今までにない曲がり方をしました。カレイの可能性も考えましたが、上がってきたのはサイズアップしたアナゴでした。

 

 

実釣の感想

 今回の釣行は、アナゴ2匹、という結果でした。やはり、時期的に数を上げるには厳しいようです。

 

 アナゴのさばき方をインターネットで調べると、高度なものが多いです。筆者も真似したことはあるのですが、素人がやるとなかなかうまくいきません。

 そこで、筆者のお勧めは、頭と内臓を取って、お酢でぬめりを取るだけの下処理です。

 下の写真のように、市販のお酢を数倍の水で薄めて5分程度漬けておくと、体表のぬめりが浮いてきます。

 

 ぬめりが浮いてきたら、水で洗ってぬめりとお酢を取り除きます。

 食べる時は、アルミでくるんでトースターでオーブンのように加熱すると、身が骨からはがれてフワフワになります。お醤油と一緒に食べたら絶品です。

 皮がおいしいのですが、加熱すると収縮して張り付いてしまうようです。

 本格的に調理するなら、ウナギのかば焼きのように串に刺して、空中で加熱した方がいいかもしれません。また大物が釣れたら研究しておきます。

 

 夜釣りは、比較的大型のターゲットが簡単に釣れますが、昼間に比べて注意しなければならないことも多いです。

 夜釣りの注意事項は、下の記事でまとめています。