くまの100均フィッシング

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【超独断で比較】スピニングリール|シマノvsダイワお勧めは?

初めに

 

二大リールメーカーのシマノとダイワ、結局どっちのリールがいいの?

 

このような読者の方向けに、筆者が超独断で比較していきます。

 

 

 

【お礼】

 この釣りブログですが、開設から一年経過して、ようやく月間アクセス数が20,000回を超えるまで成長することができました。

 

 

 特に、2022年の秋ごろから、Google砲や記事のプチバズリがあったりで、アクセス数が増えてきました。

 あらためて、読者の皆さんには感謝したいと思います。

 

 

 筆者が、釣りブログを始めるにあたって、いつか書いてみたいと思っていた記事が、シマノとダイワのスピニングリールの比較です。

 この手の記事は、Google検索をすると多数みつけることができますが、ほとんどの記事に書いている結論はこんなところです。

 

  • どちらのメーカーもほとんど同じです
  • 好きな方を使ったらいいよ

 

 それはその通りで、もし明確に一方のメーカーが優位であれば、とっくの昔に小売店での扱いのバランスが崩れているはずです。

 釣具店によって多少の違いはあれど、概ねどこでも両社同じように展示されていることを考えれば、両社の差は微々たるものであることは明白です。

 

それでもどこかに差があるはずでしょ?!

 

 そんな白黒をつけたい読者の皆さんに、筆者が考えるシマノ・ダイワのスピニングリールの違いをまとめていきます

 筆者自身の経験や、釣具店で聞いた噂などから、総合的にまとめていますが、当然偏った見方になるところもありますので、面白おかしく読んでいただければ幸いです。

 

 

 

グレードごとの比較

一般的に言われていること

 シマノとダイワを比較した記事は多数見かけますが、いずれのメーカーのリールにも個性があって0か1かの結論を出せるものではない、というのが大方の見方です。
 リールの性能というのは、「巻き心地」「ドラグ性能」「壊れにくさ」などがありますが、いずれも定量的に評価するのは難しく、ひいき無しで誰もが納得する優劣を純粋な性能でつけるのは無理があります。

 そこで、この記事では、

 

  • 売れている台数が多い → 評価されている → 性能の良いリール

 

として紹介していきます。

 

ハイエンドモデル

 ハイエンドモデルについては、シマノに軍配が上がります

 一定の経験がある釣り人が、最高級のリールと言って思い当たるシリーズで「ステラ」と回答する人が圧倒的に多いです。

 出荷台数で、ステラとソルティガを比較した信憑性のあるデータはないですが、いろいろなうわさを聞く限り、ステラ完勝ではないかと思います。

 実際の性能がどうなのかと言えば、最新モデルのリリース時期や個人の好みにも寄るため、微妙な差のはずです。

 しかし、

 

  • 最高級モデルのリール = ステラ

 

というイメージ戦略が成功しているため、ハイエンドモデルについてはシマノが優位と感じます。

 

ミドルレンジモデル

 ミドルレンジモデルについては、シマノとダイワ引き分けです

 このグレードのリールは多くの種類がありますが、両社ともとびぬけて売れ筋となっているシリーズがあるわけではないです。

 ダイワ派の筆者ですが、先日シマノのミドルレンジとして新たに追加されたシリーズの「22ミラベル」を買って使ってみた感じ、明確な使いやすさや使いにくさを感じることはありませんでした。

 メーカーびいきをしない中立的な性能評価でも、大差はないと思います。

 

 

 

 

エントリーモデル

 エントリーモデルについては、ダイワに軍配が上がります

 筆者は、ダイワのクレスト・レブロス・レガリス、いずれも持っていますが、層が厚く、どれも長いこと使えて、初心者にお勧めできるものばかりです。

 この中でも、レブロスは、ここ数年コストパフォーマンス最高のエントリーモデル界売れ筋トップを走っていて、釣りを始める友人がいたら筆者が最初にお勧めするリールです。

 しかし、どうもシマノはエントリーモデルでダイワに後れを取っていると感じているのか、近年このグレードに力を入れてきているような気がします。

 特に、21ナスキーの評判は上々で、同一価格帯に該当する18レガリスと比較すると、21ナスキーに軍配という評価が多いです。

 また、去年リニューアルされた22サハラも、ライバルの20レブロスに性能面で負けていない、と言われています。

 リールの性能は日進月歩で、同一グレードのリールであれば、後発品が有利になる傾向があります。

 そのため、ここ数年で考えると、エントリーモデルは、層の厚いダイワがまだ一歩リードしているが、シマノが猛烈に追い上げしている、という状況ではないかと思います。

 

 

 

あまり比較されない評価

会社の規模は?

 

 

 シマノは、会社として最大の主力製品は自転車部品です。それに対して、ダイワは、釣り具が最大の主力製品となっています。

 会社の規模は、圧倒的にシマノの方が大きいです。

 ただし、釣具部門に絞ると、2021年度の売上高は両社とも1,000億円前後のようで、我々釣り人から見ると、両社同じ規模と考えて問題なさそうです。

 

通勤や通学で自転車を使っている人も多いと思うが、その車輪の軸部分やギアをよく見ると、ほとんどのもので「SHIMANO」と表記されているぞ!

ダイワの社名は「グローブライド」だ。自社製造しているのは大部分釣り関係商品だが、アメリカで製造されているテニスラケット「Prince」の代理店販売など、意外なところにも事業展開しているぞ!

 

故障したら?アフターサービスは?

 

 

 リールはどんなに丁寧に使っても、数年使い続ければどこかにガタが来ます。

 ここでは、それぞれのメーカーが、どれだけ迅速に故障対応をできるかで評価していきます。

 

【シマノの場合】

  • 修理の見積回答が来るまでの時間・・・2週間
  • 修理開始してからユーザーに届くまでの時間・・・1週間

 

【ダイワの場合】

  • 修理の見積回答が来るまでの時間・・・2週間
  • 修理開始してからユーザーに届くまでの時間・・・1週間

 

 シマノは、釣具店で聞き取りした大まかな時間です。ダイワは、筆者が実際に修理に出した際に掛かった時間です。

 釣具店で確認したところ、どちらの修理に掛かる時間も両社大差はないとのことでした。ただ、時期によっては、修理作業の輻輳で若干遅れることもあるようです。

 

 なお、修理したときに掛かるコストも評価すべきポイントです。しかし、故障したシリーズや故障部位によってかなり差があります。

 ダイワについては、筆者がレガリスの修理依頼したときの見積もりがあるので紹介します。

 修理には、部品代以外に手数料が掛かります。手数料は、下の写真の通り3,000円でしたが、グレードが上がると内部構造が複雑になるため、もっと高くなるかもしれません。

 

 シマノの修理コストについては筆者未経験ですが、おそらく考え方に大きな違いはないと思われます。

 

 これらの考察から、アフターサービスは両社の対応に大きな差はない、と言えそうです。

 筆者がレガリスを修理に出した時の体験談を以下の記事でまとめています。なかなかいい話なので、ぜひこちらも参考にしてください。

 

 

小売店の扱いに差があるか?

 

 

 大型の釣具店であれば、シマノとダイワのリールについては、店頭における陳列のルールが決まっています。

 以下は、筆者が大型釣具店で聞いたリールの陳列ルールになります。

 複数の棚に置く場合、入り口から近い方から順に「シマノ」「ダイワ」「その他」となっています。この陳列は、シマノが明らかに有利です。

 

 同じ棚に複数メーカーを置くときは、上段から順に「シマノ」「ダイワ」「その他」となっています。こちらは、時と場合によりますが、以下のような場合はダイワの方が目立つ形になります。


 理由はわかりませんが、釣具店ではシマノの方が陳列面で優遇されています

 ただ、だからといって、シマノの方が必ずしも目立つとは限らず、これによって両社の売り上げに大きな影響があるということはなさそうです。