初めに
ここ最近、シラサエビを使った真鯛狙いにはまっています。去年までは4月もほぼオフシーズンの気持ちでしたが、今年に入ってシラサエビを覚えてから、ほぼ毎釣行持っていくようになりました。
ただ、シラサエビの難点は餌代が高いことです。一マス平均500円、安いところで400円で売っていますが、それでも半日撒き餌+付け餌として使うと2000~2500円は餌代に掛かってしまいます。
今回の釣行では、
- 撒き餌=集魚剤+オキアミ、付け餌=シラサエビ
- 撒き餌=オキアミ、付け餌=シラサエビ
- 撒き餌=シラサエビ、付け餌=シラサエビ
などの工夫をして釣果に影響があるのか検証しつつ、結局大爆釣を楽しんできました。
釣りの準備
天気と潮
- 日付・・・2022年4月下旬(早朝~昼)
- 場所・・・明石市沿岸
- 天気・・・晴れ
- 風・・・1~2m/s
- 気温・・・最高:20℃、最低:15℃
- 水温・・・14~15℃
- 潮・・・中潮
タックルと仕掛け
- 釣法・・・かご釣り(シラサエビ使用)
- 竿/ロッド・・・ダイワ リバティークラブT20-360
- リール・・・ダイワ レガリス4000D-CXH
- 道糸/ライン・・・PE2号+ナイロン4号(10m)
- ウキ・・・ウメズ リベンジャー8号
- ハリス・・・ダイヤフィッシング BOSMENT(フロロカーボン2号)
- 針・・・がまかつ チヌ針4号(途中で5号に交換)
使用したエサまたはルアー
今回の釣行の一つの目的は、釣果を変えずに少しでもシラサエビの使う量を減らすことです。そのため、シラサエビだけでなく、チヌ用の集魚剤とオキアミブロックを準備してきました。シラサエビは活かし容器最大量の5マス買っています。
準備
夜釣りは以前からやってみたかったダイソーの100均サビキの使い心地を試してみました。セリアにも売っていて、ダイソーは3本針が2セット、セリアは6本針1セットです。
アジ狙いで1時間ほどやってみましたが、今回は残念ながら掛かりませんでした。ただ、3本針で絡みにくく、遠投サビキでも問題なく使えそうです。GWが開けてアジが釣れるようになったら、もう一度試してみようと思います。
実釣記録
釣り開始 ・・・4:00
4月に入ってすでにシラサエビのかご釣りは3回ほどやっていますが、どうも春の真鯛は、朝まづめと言われる早朝よりも、少し日が昇った9時以降に時合が来ることが多い気がしています。
そのため、まずはシラサエビの使用量を減らすため、撒き餌には集魚剤かオキアミを使うこととしました。
ルアーも投げながら2時間ほど当たり無し。ということで、やはり撒き餌にもシラサエビを使ういつも通りの釣法に戻しました。
ファーストヒット ・・・7:30
釣り人が増えてきて、隣にはよく来るファミリーの方も釣りを始めています。そこの奥さんと会話をしながらかご釣りを続けていたところ、ようやくヒットがありました。
本命の真鯛ですが、サイズは20㎝ほどでチャリコですね。周りの方も含めてファーストヒットでした。ファミリーの中の男の子(5歳くらい)が欲しそうだったので、渡してあげました。
連続ヒット ・・・7:40
男の子にチャリコをあげてから2,3投後に、少しサイズアップしました。測っていませんが、25㎝程度のちょうど食べるのにいいサイズです。
時合が到来 ・・・8:00~9:30
ここから怒涛のヒットとバラシが続きます。最低でも5回に1回のペースで何らかのヒットがありましたが、当たりが何回か続いているうちに、真鯛の当たり方の特徴が見えてきましたのでまとめておきます。
【ワンポイント(真鯛のウキの動き)】
ウキ釣りに慣れてくると、視覚的なウキの違和感だけでどのような魚が掛かったのかだんだんとわかるようになってきます。
例えば、ウキのサビキ釣りで、アジとサバに時合が来た時はわかりやすいです。アジは単純に真下にウキが沈むのに対して、サバは立っていたウキが急に倒れることが多いです。これは、アジが底方向に逃げるのに対して、サバは表層方向に逃げる習性があるためです。
以下の図は、真鯛がかご釣り仕掛けの付け餌に反応したときを表しています。
ヒットがあると、真鯛はアジなどと同様に底方向に逃げると思われます。ここで、堤防から見ていると、ウキが明らかに波や風の影響とは異なる動きをしたことがわかります。
このままウキが沈んでくれればわかりやすいのですが、真鯛は上図で沈んでから3秒後くらいにウキが浮いてくるケースが多いです。
この一時的にウキが浮いてきたタイミングで慌てて合わせを入れてしまうと、針掛かりしないことが多いです。おそらく餌を咥えてはいるが、完全に飲み込んではいないのではないかと思います。
しばらく待っていると、ウキが浮いたまま変化がないケースと一気に沈み込むケースがあります。
浮いたままのケースは、大部分が針掛かりせずに逃げてしまっていますが、まれに乗っていることもあります。再度沈み込むケースはほぼ100%当たりです。
再度ウキが浮いてこないことを3秒程度確認したら、回収開始です。かご釣りは基本向こう合わせなので、針掛かりしていることを確認したらゆっくりばらさないように引き寄せてきます。
このようなウキの動きは、どういう習性から来るのかは不明です。ただ、どうも真鯛は単純に底方向に逃げるのではなく、上下に移動しながら逃げているように感じます。これは、真鯛が針に乗った後の叩く動きと一致します。
30cmオーバーゲット ・・・9:30
猛ラッシュが続きます。この堤防によくいる○○のおっちゃんやファミリーも集まって、お祭り状態です。本日一番の真鯛はようやく30㎝オーバーしました。
連続ヒット、こちらも30㎝弱あります。
釣り堀みたいやな~
本日一番の巨大魚 ・・・10:30
少し時合が落ち着いてきて、シラサエビもだいぶ減ってきたころ、今度は一気にウキが消し込む当たりがありました。
真鯛でもこういう単純な当たり方もあるのかな、と思いながら慎重に回収していたら結構引きます。これはタモがいりそうです。隣のファミリーの奥さんに声をかけて、
すみません。ご主人呼んでもらえませんか?
私はタモが必要と判断したとき、周りに誰かいるときは、ほとんどの場合助けを呼びます。1mの魚でも入る私の自作タモを準備します。
現れたのは45㎝のコブダイでした。こんな巨大魚もシラサエビに食いつくみたいです。シラサエビ最強です。
さらにその直後にも少し小ぶりなコブダイがかかりました。コブダイの時合って、聞いたことありません。
クーラーボックスに入れて記念撮影をして本日の釣行は終了です。記念撮影する前にチャリコ2枚はお隣さんにプレゼントしましたので写っていません。
実釣の感想
本日の釣果ですが、ヒット20回以上、取り込みできたのは9回でした。
- 真鯛(7匹)
- コブダイ(2匹)
堤防には今日も多くの釣り人がいましたが、全体の水揚げの8割くらいは自分で取り込んでいた気がします。
途中でいろいろな方に釣り方の相談を受けたので、シラサエビとかご釣りの仕掛けをアドバイスしてあげました。近くの釣具店は、来週からシラサエビが売り切れになってしまうかもしれません。
おまけ
コブダイはベラの仲間です。ベラと聞いたらおいしそうとは思えませんが、一度食べてみたいと思っていたので、頑張って捌いてみました。
まずは下処理したのがこんな感じ。
皮と中骨と血合い骨を取って5枚におろします。見た目はなかなかよさそうですが、匂いを嗅いでみると微妙な感じがします。生で食べるのは怖いので、ものすごくお腹を空かせてから焼くか揚げるかしてみようと思います。