初めに
一般的に3月は釣りに一番向かない月と言われます。その理由は、年間で一番水温が下がるからです。確かに堤防を覗くと、海は澄んで魚の気配が感じられません。
しかし、冬でも狙えるチヌ・グレのふかせ釣りであれば、むしろ邪魔する魚がいないのでやりやすいとも言えます。
それに対して4月は、まだ低水温で狙っている魚が少ないわりに、餌取りである小魚が湧いて邪魔してくるので、3月よりも難しい面もある月です。
少し気温が上がってきて餌取りが増えてきたので、餌取りを避けるべく今回は真鯛狙いで遠投かご釣りをやってみました。活性はまだまだ低いため、より食い付きがいいと言われるシラサエビを使います。
3月下旬にも同じ場所でチャレンジしましたが、残念ながらそのときはほぼボウズでした。今回はどうでしょうか。
釣りの準備
天気と潮
- 日付・・・2022年4月上旬(早朝~昼)
- 場所・・・明石市沿岸
- 天気・・・晴れ
- 風・・・1~3m/s
- 気温・・・最高:21℃、最低:12℃
- 水温・・・13~14℃
- 潮・・・小潮
タックルと仕掛け
- 釣法・・・かご釣り(シラサエビ使用)
- 竿/ロッド・・・ダイワ リバティークラブT20-360
- リール・・・ダイワ レガリス4000D-CXH
- 道糸/ライン・・・PE2号+ナイロン4号(10m)
- ウキ・・・KIZAKURA RedAce8号
- ハリス・・・ダイヤフィッシング BOSMENT(フロロカーボン2号)
- 針・・・がまかつ 伊勢尼7号、9号
使用したエサまたはルアー
シラサエビは、私の持っている活かし容器に入る最大量を購入しました。最近、国道2号線沿いで一マス400円で売っている釣具店を見つけたので、そこで2000円分購入しました。
前回の釣行でぶくぶく(エアレーション)の調子が悪くなってしまったため、新たに購入しています。単三電池が余っていたので単三タイプが欲しかったのですが、100均にある単三を単一に変換する道具を使うことにしました。
実際に単一電池を使って動かしてみたのですが、単三に比べると長持ちするようで、電池交換を頻繁にしなくてもよさそうです。
準備
前回のかご釣りで根掛かりしたときにお気に入りのYAMASHITAの遠投シャトルかごをなくしてしまったので、今回は以前から小道具入れの奥にしまい込んでいたウメズのBLUE FIELDブラックカーゴを使います。
このかごですが、使ってみると意外と糸がらみも少なく、餌も入れやすいです。下の写真のように、カゴの上部にあるゴムを締めこむと投入したシラサエビが出てこなくなります。原理はいまいちわかりませんが、海中に入って一定以上の水圧になるとカゴが開いて中身が出てきます。
このカゴは、黒と赤があるようです。他のかごに比べると安価なので、予備でもう一個買っておこうかと思います。
ウキも前回の根掛かりでウメズの遠投ウキをなくしたので、kizakuraのRedAce8号を使います。実際に使ってみましたが、遠投性能はあまり変わらないです。
実釣記録
釣り開始 ・・・5:00
先週の水曜日、この堤防にいるおっちゃんグループの一人の方がブリ89cmを上げたらしく、その情報が回ったのかルアーマンが数組います。私も念のためジグも用意して、夜明け前から30分くらいジグを投げましたが無反応です。
おっちゃんグループの一人の「のませのおっちゃん」が言うには、
あの89cmは迷子で来ただけ
とのこと。確かにそんな感じもしますが、堤防際を覗くとベイトはいそうなので、もう少しすれば回遊してルアーにも反応してくれるかもしれません。
かご釣り開始 ・・・5:30
ここからは、今日の目的の真鯛狙いに入ります。ただ、まだ早朝なのでルアーも交互に投げてみましたが、回りのルアーマン含めて誰も掛かっていません。
ファーストヒット ・・・6:00
壁際から10mくらいに投げてチヌを待っていたところ、メバルがヒットしました。目測で20㎝はありそうでしたが、針掛かりが甘くて逃げられてしまいました。
真鯛ゲット ・・・7:00
しばらくすると、堤防の一番左端で深夜からライトゲームをやっていたと思われる方が帰ったため、その場所に移動しました。これで、ウキを流しやすくなりました。
リバティークラブT20-360は遠投用の投げ竿です。6号のカゴを付けて50mくらい超遠投をして駆け上がりがありそうなところまで何回か届けます。
2秒くらいよそ見をしていたらウキが見当たらなくなりました。波でウキが見えなくなることもありますが、浮いてくる気配がないので当たりと思われます。ここで糸ふけを取って叩き出すとうれしいですよね。
長さは測りませんでしたが、30㎝弱の真鯛ゲットです。大きいチャリコ、いや、小さめの真鯛ということにします。
すごい勢いでウキが沈む ・・・8:00
当たった場所めがけて何度も投げ込んでは流していたところ、前回とほとんど同じ場所でまたウキがなくなりました。ただ、3秒後くらいにすぐに浮いてきて、これは怪しいと思ったところ、針が外れていました。
シラサエビ初心者ですが、シッポをちょんがけして針ごと飲み込んでもらうため、針を小さくするメリットはあまりないような気がします。針掛かり優先するため、伊勢尼7号から9号に変更しました。
真鯛ゲット ・・・9:30
右隣には私と同じかご釣りのおじさん、その向こうにはサビキのファミリーがいます。いずれも渋いようで掛かっている感じはありません。
しばらくすると、前回の真鯛のヒット位置よりも20mくらい右側でウキが沈みました。今度は沈んだ瞬間をしっかり見て、竿を立てて針掛かりを強くします。
上がってきたのはほとんど同じ大きさの30㎝弱の真鯛でした。
左を見ると、この堤防の住人が黄昏ています。たまにお腹がすいたら、釣り人の虫エサを隙を見てはおいしそうに食べています。
タモがいりそうな何か ・・・10:30
シラサエビがだいぶ減ってきたところで、またウキが沈みました。本日のドラグは比較的緩めにしていて朝から変えていませんでしたが、今日一番の大物と思われます。後ろにいたタコ狙いのおっちゃんにタモ入れをお願いした直後にバレました。
真鯛のような叩き方をしなかったので、もしかするとグレだったかもしれません。いずれにしても姿くらい見たかったです。
シラサエビもだいぶなくなってきました。今回はこれで終了です。
実釣の感想
本日の釣果ですが、ヒット5回、取り込みできたのは2回でした。
- メバル(ばらし)
- 真鯛(30㎝弱)
- 正体不明(ばらし)
- 真鯛(30㎝弱)
- 正体不明(ばらし)
私の右隣でも、ほぼ同じ仕掛けの遠投かご釣りをやっていましたが、餌はオキアミを使用しているようでした。その方は残念ながら1回もヒットしなかったようで、今回はシラサエビの強さがよくわかる釣行となりました。
バラシが多かったのは、自分の知識不足かもしれません。特に、シラサエビを使うときの針の大きさの最適解が見えないので、もし詳しい方がいればコメント欄にアドバイスを入れていただけると嬉しいです。
最後の何らかの大物、あれを上げていればきっと最高でした。それでも、しばらくボウズ続きだったので満足できる釣行だったと思います。久しぶりのお土産は桜鯛、刺身で食べたら思いのほか身が柔らかく、とてもおいしかったです。
翌週の再チャレンジ(2022/4/16追記)
同じ仕掛けで次の大潮の週末にも突撃してきました。運よく先週と同じ場所を確保できましたが、今回はバラシなしの1ヒットのみ、先週と同じサイズの真鯛が1枚と渋かったです。
それにしても、同じ堤防でルアーやふかせ釣りや虫の餌釣りをしていた皆さんがボウズの中、シラサエビの強さがあらためてわかる釣行になりました。
同じシラサエビのかご釣りで、爆釣した実釣記録を載せておきます。真鯛は、周年楽しませてくれます。